こんにちはー。マレーシアマガジン編集長の野本です。
最近、小さいお子さんを連れて移住される方が増えています。
必ず聞かれるのが「子どもの日本語力」をどうするか? です。
ローカルに相談すると、「子どもは数カ国語をすぐに並行して覚えるから大丈夫」と言われます。
マレーシア人には実際に日本語、マレー語、英語など、数カ国語に堪能という人も少なくありません。
しかし、日本人の場合、そう簡単にはいかないのが現実。
マレーシアには来て数年たつのに英語が身につかないというのが、親子留学の悩みナンバーワンですが、
一方、なかには英語混じりの日本語を話したり、日本語が弱くなってしまうお子さんもいます。
みんな基本モノリンガルなんですよね。
一方で、5年以上もインターにいるのに自然な日本語を保持し、普通に書籍も読める子供もいます。
そういう子供たちを見ていると、親が補習塾に行かせてるわけでもない。
その差を観察して私が立てた仮説が「インプットの差」です。
日本語と英語のバイリンガルの子どもを見ていると、両方のコンテンツにバランスよく「能動的に」接し続けている子が多いです。
この「能動的に」というのがポイントかなー。
日本の漫画にハマっていたり、Youtubeにハマっていたり、たくさん友達がいてよく話したり、家族の会話が多かったり、とにかくいろんなことに興味を持って吸収しています。「受け身」じゃないんです。
ちなみに、我が家の子供も、家の外では全て英語環境です。
それでもWikipedia、大量の漫画、「ヒカキン」や「はじめしゃちょー」などのYoutuber、テレビ番組、仮面ライダーなどの戦隊モノ、歴史のゲームなどで、相当のインプットをしてます。これで日本語力は保てているようです。
学校で先生と教科書を読んでいればいいのでは? と思うかもしれません。
しかし授業は受動的なので、頭に入る率は少ないです。
それにインプットばかりでアウトプットがないと定着しません。
もし授業で英語が覚えられるのなら、日本人の英語力はもっとマシなはず。
どんなに真面目な子でも、多分、授業は聞いているようで聞いてないし、読んでるようで、読んでないんですよ。
つまらなさすぎて、頭に入って来てないんです。
さらに日本だとアウトプットの機会がほぼないですからね。
時間の無駄です。
日本語も同じじゃないかな。教科書の朗読を何度繰り返しても、日本語が弱い子は弱いです。
結局人って「興味を持って」「学びたい」ことしか勉強できないんじゃないかなー・・・。
だから多少下品でもくだらなくても、親が寛容な心で見守るのが重要ではないかと思います。
日本語の場合、ときと場合で相当文体が変わります。
外国人で書籍で日本語を覚える人がいますが、皆さん会話が不自然ですよね(逆にアニメで覚えた子の会話はスムーズですが妙に乱暴です。笑)。
だから、いろんなものに接した方がいいんじゃないかな。会話と書籍の文体が違いますし、ちょっと古い書籍だと日本語も古い。その意味では人気Youtubeの動画はいいかもしれませんね。
話がそれましたが、日本語力(英語力)を保つには、大量、そして多種類のインプット。そしてアウトプットも大事だ、ということだと思います。
ではまたー。
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