元アップルの松井博さんが講演でこんなことを言っていました。
こんなことを言ってはなんですけど、海外にいって英語が上達しない人って気持ちが弱いんです。海外で日本人とつるんじゃうんです。
日本と同じ生活を持ってくるんです。だから上達しないんです。あいつは日本人じゃないらしいとか、海外生まれで日本語できないらしいっていう噂が立つぐらいカットしないと、なかなか上達しません。
海外にこれから住むって方がもしかしたらいるかもしれないですけど、最初の1年は日本人との付き合いをすごく意識的に減らしてください。そうしたら絶対に上達します。断言します。
みんな気持ちが弱すぎる–元Appleシニアマネージャーが語った「僕が世界の一流と戦えた理由
これ、大人もそうですが、子供も同じだと思います。
上達する人って、おそらく、似たような過程を経ていると思うのです。
語学の上達には「日本語をシャットアウトする瞬間」が必要になる
日本にいて擬似的な環境を作るのでも、
海外で外国人の輪の中に入るのでも良いのですが、
どこかで「日本語をシャットアウトして英語に浸る」瞬間が必要なのですね。
吉本興業の「住みます芸人」KLキンジョーさんは、マレー語を覚えてテレビ出演を果たすまでになりましたが、学校には通わず、ショッピングモールに来ているマレーシア人とひたすら「話す」ことで覚えたそうです。
ただ、プライドが高いとすごく辛いです。
言葉が出来ないというのは、幼児と一緒で、
なかなか相手に理解してもらえないし、
恥ずかしい思いもいっぱいします。
一方で、留学したのに全然語学ができない人もいます。
いくら英語で先生が授業をして、英語の環境に浸っているように見えても、
友人が全員日本人で日本語ばかり話していると、何年学校にいても上達しません。
「学校に入れた」だけじゃダメで、自分で話したり、使ったり、相手に伝えたりして「コミュニケーション」しないと伸びないんですね。
今、マレーシアのインターナショナル・スクールでは、英語ができない子が入れる学校が減っています。入ってみると、日本人ばかりという学校が多いです。
そんな中で、短期間で伸びているお子さんは、外国人の友達を積極的に作っています。「日本人とは友達にならない」と決めて一人で行動していた子もいました。親が意識的に日本人のいないクラスを探して、学年を下げたケースもありました。
それから最初の1年だけでも意識的に日本人との付き合いを減らすと、
その後の景色が変わります。
日本人社会で無理に友達を作らなくても生きていけるので、精神的に楽になります。
全員に嫌われてもまーいいや、と思えるので、数少ない日本人に執着せず、
言いたい放題言えるようになります。
私もお勧めします。
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