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海外での子育てが当たり前になる時代がくる

最近、海外での子育てを肯定的に捉える人が増えているなーと感じます。

あの堀江貴文さんが「君はどこにでもいける」という新刊で、

「日本でそこそこの高校や大学をでて、生まれてから死ぬまで日本を一度も出ずに暮らす。そういう人生も否定はしないけれど、採り入れる情報の幅が狭すぎる。発展している、開かれた国で多様な思考を学び、グローバル視点で行き方を探っていく。子どもの幸福を本当に願うなら、そうさせた方がいいに違いない」

なんて書いていて、びっくりしました。
時代は急激に変わるものです。

会社に言われたから、仕事だから、ではなく、
自分の意思で海外に出るというのは、
まだまだ難しいよなーと思ってました。
ま、やってしまえばどうってこともないのですが。

一番のネックは「日本が守ってくれないこと」への恐怖

フツーの日本人が海外に出るときの一番のネックは
「日本のセイフティーネットから外れる恐怖」かな〜。

日本ってみんなに従ってれば「それなりに」なんとかなる社会です。

中学を卒業できないなんてことはないし、
行政が健康診断からギョウ虫検査から、
おせっかいなほどに、なんでもかんでも面倒見てくれます。
死ぬこともそんなにない。

海外に来たら、毎年ある学校の健康診断や歯科検診みたいな
きめ細かい 行政サービスはありません。
「小学校を絶対卒業できる」って保証もありません。
(英国やマレーシア式だと、試験に合格しないと卒業資格がもらえません)

下手すると蛇に噛まれたり、誘拐されたりして、
親子ともども野たれ死ぬかもしれません。

義務教育を放棄してるわけですから、日本に帰ったところで、
一時帰国して役所の人なんかと話すと「はぁ?」って顔されます。
周囲の日本人にも「はあ」って言われますよ。

でも、たぶん、これも変わっていくでしょう。
これから、世界のどこでも生きていける子に育てたい、と願う親が増え、
海外での子育て、増えていく気がしてます。

私は広い世界を見せたいと思ってやってきたけど、
親の私が一番変わったかも。
来てよかったです。

もしくは、日本に外国人が増えていき、
身の回りにフツーに外国人がいるなかでの子育てが、当たり前になるかもですね。

(堀江貴文さんの新刊へのリンクです)
君はどこにでも行ける

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