日本ではインターナショナル・スクールは「帰国生や外国人の子がいくところ」
と捉えられていますが、マレーシアでは「ちょっとお金持ちの子が行くところ」
になりつつあります。
学力的には現地校のほうが高い、
と言われているのにもかかわらず、
将来欧米への進学を睨んだ親は、
高い学費を払って子供をインターに入れるのです。
ほぼ生徒全員マレーシア人のインターナショナル・スクールも普通です。
「特殊な感じ」はそこにはないんです。
さて、とある日本のインターナショナル・スクールの理事長へのインタビューを
目にしました。
インターナショナルスクールの国際会議で、気付くこと。
それは、中国、韓国のインターナショナルスクールの増加です。
毎回、会議に出席するたび、中国、韓国は、校数も増え、どんどん出席者が増えてきます。
一方で、日本からの出席者の顔ぶれは、ほとんど変わりません。
インターナショナルスクールが増えないのは、日本だけです。
最近では、ASEANでインターナショナルスクールが増えています。
インドネシア、タイ、マレーシアの増加が目立ちます。
さらに、ASEAN以外では、特にインド、中東の国々で増えています。
これらの国では、国がインターナショナルスクールを後押ししています。
インターナショナルスクールが増えると国の教育を引っ張る原動力となるからです。
http://istimes.net/interview/tanakahiroshi/pg832.html
多少のポジショントークもあるでしょうが、
最近マレーシアで起きていることって、
実はアジア全体で起きていたのかもしれませんね。
マレーシアでも中東の親が子供を連れて教育移住しているのを
ときどき見かけます。
どうりで欧米人教師の数が不足して
あちこちで取り合いになっているわけですね。
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東洋経済の連載記事のリンクです。
http://toyokeizai.net/category/malaysia
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★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。
★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。