ジムで、友達がある人の文句を言っていました。
「何かにつけて、じっと見ていて、ああしろこうしろと指導してくるの。
トレーナーでもないくせに、本当にうっとおしい」と…。
そーなんですよ。
世の中の揉め事はいろいろありますが、
なかでも、過干渉の人が起こすトラブルが後を絶ちません。
マレーシアでも、「余計なお世話」をする人、結構いるんですよ。
暇な人が多いからか、ジムには目立ちます。
「他人をコントロールしたい人」です。
◼︎親切と余計なお世話はどう違う?
マレーシア人は基本、見知らぬ他人にも親切だと書きましたが、
余計なお世話と親切は違います。
親切は相手のことを考えて行動します。
ところが余計なお世話は結局のところ、
相手のことはたいして見てないですよね。
誰に対しても、自分の趣味を押し付けたり、
良かれと思ってアドバイスしたりしています。
だから、相手が断ると機嫌を損ねたりします。
逆ギレしたりして、迷惑です。
だから、いろんな人に避けられて孤独になり、
結果、余計人に干渉してます。悪循環ですよね….。
◼︎なぜ過干渉になるのか
こういう人はなぜ過干渉になるのか。
相手を通して自分を高めたいのかなー、と思います。
アドラー風に言えば、承認欲求が満たされてないのかな…。
私自身にも思い当たる節がありますが、
心が暇なときにそうなりやすいです。
結局のところ、「感謝される自分」「相手より(ちょっと)優れた自分」を
演出し、優越感に浸りたいだけなんですよね。
子育ては、コントロールとの線引きが難しい分野かもしれません。
自分と子供との境界線があいまいになっちゃったりしますからね…。
気をつけよう。
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