真っ暗闇の中での食事が体験できる「DINING IN THE DARK KL」。見えない中でコース料理をいただくお店です。(マレーシアマガジン=壷井宏泰)
DINING IN THE DARK KLは暗闇の中で食事をするコンセプトのユニークなレストラン。ブキッビンタンのチャンカット通りにあり、完全に真っ暗な中でコース料理が食べることができます。
お店に入ると、まずウェイティングルームでフルーツドリンクを頂きます。次に目隠しをして砂の中に入ったクリップを見つける体験をします。視覚を閉ざされると探すのがいかに難しいかが良くわかります。
食事に関する注意事項の説明を受けた後、ウエイターの肩を持って席に移動します。途中から真っ暗になり、全く何も見えません。座る椅子を手で触らせてもらって着席します。次にテーブルの上のスプーン、フォーク、グラスの場所を手探りで教えていただきます。
前菜、スープ、メイン、デザートとコース料理が運ばれてきて食べますが、初めはワインを自分の口に持ってくるだけでも大変でした。フォークを落としてしまいましたが、ウィターが拾ってくれます。
味覚、嗅覚、触覚を総動員して食べると、普段はいかに視覚に頼っているかが良くわかります。静かなBGMが流れており、お互いに食材や料理名を推測し合うと会話も自然と盛り上がります。食後に明るい部屋で、コース料理の写真を見て答え合わせができます。
視覚が奪われるとどのような世界になるのか? 貴重な体験ができます
でも真っ暗な中でウエイターがどのようにして料理を運んでくるのか疑問に思いませんか? その秘密が知りたい人は是非行ってみてください。
メニューはClassic Menu・Vegetarian Menu(いずれもRM139)、Wine Paring Menu(RM199)の3種類あります。
一緒に行った友人の感想です。「静かな店内で味に集中して食事ができます。メニューも様々な食材を使用したものが多く、何を食べているのか予測するのが楽しかったです。最後に答え合わせがでるので、食後まで楽しい時間を過ごせました!」
Dining In The Dark KL
住所: 50A Changkat Bukit Bintang, Kuala Lumpur 50200, Malaysia
電話番号: +60 3-2110 0431
投稿日:2018/08/25 Posted in western | Leave a comment
KL Sentral駅は東京で例えるなら マレーシアの新宿駅と言えるほどの主要駅。空港から市内までを結ぶバスや電車もこの駅までつながっているので、在住者だけでなく、観光客の方々にとっても利用頻度の高い駅と言えるでしょう。今回紹介するカフェはそのKL Sentral駅に併設されたモール内にあります。出先で少し休憩したいときや、待ち合わせに気軽に立ち寄れるカフェです。(マレーシアマガジン=角川佳蓮)
「Café coffee day」があるのは、KL Monorail lineのKL Sentral 駅改札口を出てすぐのところ。ファミリーマートのすぐ左隣のお店です。こちらのお店はほかのお店と比べて特別何かが特徴的というわけではありません。
しかし場所がわかりやすく待ち合わせや休憩にすぐ入れるほか、
・アクセスよし
・Wi-Fiあり
・コンセントあり
というカフェで作業をするのが好きな人にとって大事な三大条件を、きちんと満たしているのがポイントです。
筆者が訪れたのは土曜日の15時頃。二時間ほど滞在しましたが、終始それほど混むこともなく落ち着いていました。ここに来るお客さんはほとんどが観光客のようでした。ドリンクを飲んで休憩し、回復したらまたすぐに出発していくような方が多かったので回転率が良く、それ故に混むこともなかったのでしょう。
ドリンク類は、店名であるコーヒーをはじめ、フルーツジュースやホットチョコレートなどさまざまなものが用意されています。筆者はIce Maccha lateをオーダー。ミルク感の強い印象でしたが、しっかりと抹茶の味もひきたっていました。抹茶好きの筆者にとって、海外でも抹茶ドリンクが飲める場所があるというのはとても好印象なので、その点でもこのお店はおすすめです!
ドリンク以外のフードメニューも多彩。11時までの朝食、スープ、メインコースに分かれての食事、サンデーやケーキといったデザートなどなど、シチュエーションに合わせて使い分けられそうな充実のメニューラインナップでした。
住所:NU Sentral, Lot GF 39, No.201, Jalan Tun Sambanthan, 50470 Kuala Lumpur, Wilayah Pesekutuan, Malaysia, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
Tel: 03-2276-1090
営業時間:10:00~22:00
定休日:なし
投稿日:2018/08/13 Posted in カフェ | Leave a comment
クアンタンにある珈琲専門店。コーヒー・アディクトな4人のオーナーが開設した、産地や個性にこだわった珈琲好きが集まる店です。(マレーシアマガジン=アンバー・シェル)
Pull A Shotはマレーシアの東海岸のパハン州クアンタン市にあります。米国で発祥したコーヒーのムーブメントである、サード・ウェイブコーヒー(Third-Wave Coffee)という潮流がさらに進化。スタッフ一人一人の個性を生かしたスペシャルティコーヒー(Specialty Coffee)の普及を目指す珈琲専門店です。
7年間独学しホームブリュワー(Home brew)になったホック・キーン・レオン氏( Hok Kean Leong)が、コーヒーマニアのシ・ケ・チョン氏(CK Chong)と知り合って、さらに地元にいるコーヒー愛好家2人が合流。2015年4月25日、カフェオーナー4人が縁のあるこの地でPull A Shotをオープンしました。
4人のカフェオーナーにはいろいろな珈琲の専門資格があります。最近では、チョンさんがプロの焙煎コーヒー資格を取りました。7月にチョンさんとレオンさんがワンウタマ・ショッピングモールで行われたマレーシアのコーヒーフェス2018 (Malaysia Coffee Fest 2018)で、オープン・ドリップバッグ・コーヒーチャンピオンシップ(Roastedly® Open Drip Bag Coffee Championship)の審査員を担当しました。
若者文化をコンセプトとするPull A Shotは、農場や生産者、品種や精製手法までこだわって銘柄とした「シングル・オリジン(Single Origin)」の先駆けとなる店です。最近では、専用の機械を使わずに、手で淹れるコーヒーがブームとなっているようです。カフェオーナー4人とも一貫して質の高い、または個性的なスペシャリティコーヒーを提供しており、落ち着いた雰囲気の中、同じ苦みのあるコーヒーでも異なるタイプを味わえます。ローカルの人だけでなくコーヒー通の観光客、特に日本人のお客様も多く訪れる、素敵な人気カフェになりました。
カフェの二階にあるスペースでは、チョンさんが「コーヒーヘッド・ロースト( Coffeehead Roastery ) 」という自家焙煎コーヒー会社の事務所を開設しています。コーヒー焙煎機を持ち、必要な量に応じてコーヒー豆をローストします。そのため、自家ローストしたコーヒー豆を「コーヒーヘッド・ロースト」と名付けたオリジナルのマグで販売するつもりだそうです。
専門店というからには、いつも新しいものを発見したり想像したりして試しています。例えば、同じ品種でもいろいろな生産地のコーヒー豆を使ったり、質良く新鮮な豆を調達したりすることが重要なステップと言っています。
コーヒーの精製、保存、焙煎技術などにこだわったサードウェーブコーヒー店は進化し、カッピング(Cupping)というコーヒー豆の酸味・甘み・苦みなどの風味や質感をテイスティングする技術も実施しています。
店内には、 純製のコーヒーのほか、注文できる料理がさまざまあります。特に溶岩ケーキ、スイートポテトチーズケーキ、クレームブリュレ、ショットケーキ、パスタとパニーニがオススメです。レオンさんは、「人々の健康と料理の品質のために、本当の食材を使用することが大事です」と言っています。
カフェに関連するイベントも開催しています。例えば、バリスタワークショップ、SCA( Specialty Coffee Association) コーヒー醸造授業、知覚評価クラス、カッピングなどのイベントがよく行われています。今回は、コーヒーカッピングセッション( Coffee Cupping Session) というワークショップが、2018年8月12日日曜日、午後11時~12時 ・1時~2時にあります! 興味がある方、また体験したい方は下記のリンクで申し込んでください。
https://goo.gl/UTRLCY
https://www.facebook.com/events/201371144063208/
営業時間 : 9:00 AM-5:30 PM , 7:30PM-11:00PM
定休日: 木曜日
住所 : A-245, Ground Floor, Jalan Air Putih 25300 Kuantan, Pahang.
電話番号: +60 95055836
公式フェイスブック:https://www.facebook.com/pullAshot/
投稿日:2018/08/10 Posted in カフェ | Leave a comment
クアラルンプールのスリ・ペタリンは、ガイドブックなどではその名を見かけないので、旅行者には馴染みの薄いエリアですが、ちょっと訪れたくなる個性的なカフェやレストランが並んでいます。(マレーシアマガジン=すみ)
クアラルンプールから車で20分ほどの場所に位置する、スリ・ペタリン。住宅が立ち並ぶエリアですが、ショッピングモールや大規模なショップロットもあります。電車で通うにはまだまだ不便な場所なのですが、車やタクシーを利用すればKL中心街のホテルに宿泊していても、気軽に訪れることができます。都会の雰囲気だけでなくローカルの町の様子を見たい方に、オススメのエリアとも言えます。
今回ご紹介するのはそのショップロットの1角にあるカフェ「5.1 cafe gallery」店名の由来は、コーヒーのPHレベル(アルカリ性か酸性かを示す値)がおおよそ5.1だからだそう。コーヒーの味にも、きっとこだわりがあるのですね。店内の至るところに車や生活雑貨などのヴィンテージな小物が置かれ、壁には白黒の絵画などが展示されています。店内のアートを見るだけでも楽しめます。私は、部屋のインテリアをこんな風にしてみたいと思ったので、ゆっくり鑑賞させてもらいました。インテリア好きな方は、お部屋のディスプレイを考えるのに何かしらヒントが得られるかもしれません。店内には1人でコーヒー片手にパソコンをしているお客さんが数人と、2、3人でおしゃべりを楽しんでいる女性の方々がいました。
メニューは軽食から主食、デザートまで揃っていました。この日は、イングリッシュ・ブレックファストをオーダー。卵、豆、ソーセージ、ハム、野菜にトーストという、典型的なワンプートでした。野菜は新鮮で、スクランブルエッグはふわふわ。(マレーシアではたまにポロポロのスクランブルエッグに出会ってしまいますが、その点こちらはいい感じのフワとろ感です)マレーシアでよく見る茶色い薄切りのトーストは、カリカリ過ぎず焼き加減もちょうど良かったです。量は軽めなので、男性の方には物足りなく感じるかもしれません。
木製の机と椅子に座ってゆっくり過ごせるので、週末に落ち着いた気分で一日を始めたい方にぴったりです。店内にたまたま流れていた「Over the Rainbow」もまた和やかな気持ちにさせてくれました。無料の水もマレーシアでは嬉しいサービスの一つです。店員さんのサービスもよく、笑顔が印象的でした。
毎日22.00~23.00まで営業しています。おしゃれなカフェというとKLの中心街がすぐに思い浮かびそうですが、中心地から少し離れた場所にも素敵なカフェはたくさんあります。また郊外なので、人の数も比較的落ち着いています。1日の終わりや週末のブランチタイムなど、くつろぎのひとときを満喫したい方に一押しのカフェです。
オープン時間
日曜日~木曜日:10.00-22.00
金曜日~土曜日:10.00-23.00
住所
No 11, 1, Jalan Radin Bagus, Sri Petaling, 57000 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
マラッカにある「The Baboon House」はトリップ・アドバイザーで10位(マラッカのカフェ)と人気の高い有名店だ。マラッカの伝統的な建物をいかした豊かな自然光の中で、軽食や飲み物が楽しめる。(マレーシアマガジン=角川佳蓮)
クアラルンプール市内からバスで片道約2時間の距離に位置するマラッカ。今回はそんなマラッカに、片道2時間をかけてでも行きたくなるような素敵なカフェを見つけたので紹介したいと思う。
カフェ「The Baboon House」があるのは、マラッカで最も有名な通りであるジョンカー・ストリートから一本脇に逸れた道の途中。マラッカの中心地にありアクセスも抜群だ。緑の生い茂る入り口を目印に探すと見つけやすい。
中に入るには呼び鈴を押し、店員さんに開けてもらわなくてはならないので注意が必要だ。扉を開けると、そこには外観からは想像できないようなゆったりとした空間が広がっている。
これはマラッカ建築の独特の構造をいかしているからだ。マラッカの建物は奥行きが深く、それ故に窓が設置できないため中央が吹き抜けになっている。ここのカフェはその特徴をいかした見事な雰囲気で、自然の光や風のある優しい空間を演出している。店内では飼い犬が自由に歩き回っている。はじめはびっくりするかもしれないが、それもまたこの店の醍醐味の一つと言えるだろう。
独特の風情もさることながら、食事のクオリティーも高いのがこのカフェの魅力的なところ。自家製レモネードやマラッカ・コーヒーといったドリンクをはじめ、食事も楽しめる。
食事メニューは主にハンバーガー・サラダ・デザートの3カテゴリー。どれも美味しいのだが、なかでも特に筆者がおすすめしたいのは自家製のハンバーガーだ。ボリュームがある上に、サイドについてくるポテトサラダやポテトまで妥協していないのが伝わってくる。バーガーとドリンクを頼んでRM30くらい。
マラッカでゆったりとした雰囲気のカフェに行きたくなった際には、是非足を運んでみてはいかがだろうか。
住所:89, Jalan Tun Tan Cheng Lock, Kampung Bukit China,75200 Malacca Malaysia
Tel:012-601-0363
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日
投稿日:2018/08/02 Posted in カフェ | Leave a comment
マレーシアには、ママックと呼ばれるローカル定食屋さんがあります。なかでも、安くておいしくて、一度にいろいろな味を楽しめる「ナシ・カンダー」(マレーシア風定食)がおすすめです。クアラルンプール周辺の人気店をご紹介します。 (マレーシアマガジン=横山ゆき)
ママックとは24時間営業ローカル・マレーシア料理のごはんやさん。朝でも夜中でもお腹がすいたときにちょこっと行けるので、とっても便利です。ナシゴレンなどのマレー料理はもちろん、インド系のロティ・チャナイやトーセイなどのパンやカレー、トムヤムなどのタイ風料理など、いろいろなメニューが楽しめるのが特徴です。
ママックの中で、定番中の定番が、ナシ・カンダー。マレーシアの食文化を知りたかったら、まずは、「ナシ・カンダー」を食べてみて!
ごはんとさまざまなサイド・ディッシュがワン・プレートにのっている、マレーシア風定食です。たいてい、お店の中にはナシ・カンダー用のコーナーがあって、その日のお惣菜が並んでいます。
レーシア北部のペナンが発祥の地。白米かビリヤニ・ライスを選び、サイド・ディッシュは、キャベツ、オクラなどの野菜から、インディアン・カレーまで選べます。ポイントは、インディアン・カレー。好きなカレーを選ぶと(8種類までOK)、ウエイターさんが、ごはんプレートにカレーを少量ずつ、落としてくれます。
ランチ・タイムに、オーダーできるナシ・カンダーの付け合わせは?
・白ごはんとミックスグレービーソース(カレーも選べる)
・フライド・チキン
・キャベツなど野菜のサイドディッシュ
・パーパド(クラッカー)
①ナシ・カンダー・ペリタ/クアラルンプール、ジャラン・アンパン
ペナンのバターワース発祥。マレーシア最大のママック。ジャラン・アンパン沿いにあり、観光客にお馴染みの店舗です。ここのフライド・チキンは絶品。ごはんの量は他の2店よりは多め。マイナス・ポイントは、揚げたてではなく、パックされたパパドを提供すること。
ミックス・ライス RM8.80、アイス・ミロ RM3.00、ライム・アイスティー RM2.10、ポーパド1パック RM1.10。
②オリジナル・ペナン・カユ・ナシ・カンダー/ペタリン・ジャヤ、SS2
ローカルには、「カユ」の愛称で知られる人気店。SS2でオープンした小さな店が最初で、今や、2階建ての店構えに。数種類のカレーは辛さもほどよく、あまりローカルの辛さに慣れていない方にもおすすめ。ここで紹介した3店の中で一番、価格が高いです。
ミックス・ライス RM9.00、アイス・ミロ RM3.50、ライム・アイスティー RM2.50、ポーパド 無料
③ベスタリ/クアラルンプール、デサ・スリ・ハタマス
シュレディッドビーフ&インドミーが人気メニューです。デサ・スリ・ハタマス店のものが一番美味。肝心のナシ・カンダーはというと、前出の2店ほど、カレーの種類は充実していないが、基本のライス、フライド・チキン、野菜がのった、ライスプレートはここでも◎。特筆すべきは、ドリンク。ここのミロはとても濃くて、ライム・アイスティーのライムもたくさんいれてくれます。
ミックス・ライス RM8.70、アイス・ミロ RM3.00、ライム・アイスティー RM2.10、ポーパド 無料
週末にでも足を運んでみてはいかがでしょうか?
・マンション・ティー・ストール@マスジッド・インディア、クアラルンプール
おすすめ→ロティ・バンジール
・ダルッサラム@SS15、スバン・ジャヤ
おすすめ→ナシレマ
・Qビストロ@TTDI
おすすめ→プトゥ・マヤム
・スージーズコーナー@アンパン
おすすめ→ナンとポテト・チャツネ
・カンナ・カリーハウス@プチョンジャヤ
こちらの記事もどうぞ!
ナシカンダーの話