icon-plane2019年3月 | グルメブログ「おいしいマレーシア」

 

南インド料理屋が多いマレーシアだが、今回は、「バターチキン」が美味しい北インドのパンジャビ地方の料理店を紹介しよう。(マレーシアマガジン=かりわめぐみ)

 

パンジャビ料理をご存知だろうか。パンジャビはインドの北西、パキスタンの国境と接する地域で、タンドール、ナン、パコラ発祥の地として知られている。マレーシアのインド料理は南インド出身のものが多いが、今回は多国籍料理の豊富なマレーシアで、北インドのパンジャビ料理を食べられる「Tasty Chapathi」をご紹介する。

 

マレーシアで食べる、北インドのパンジャビ料理

 

「Tasty Chapathi」は、2010年に創業。クアラルンプール店(以下KL店)とペタリンジャヤ店(以下PJ店)の2店舗がある。KL店は、クアラルンプールの北、ジャランイポーに位置する。PJ店は、「3 Two Square」のショップロット内にある。両店舗とも、スモークガラスで外観は暗いが、店内は明るく20席以上の広い空間となっている。ボックステーブルにはコンセントがついている。客層は9割がインド系。本格的なパンジャビ料理が味わえるということで、ローカルの間でも人気が高く、ランチとディナーの時間帯は混みあっている。カレーなどの調理メニューは提供までに30分以上要することもあるので、揚げ物などのお惣菜を先に注文するとよい。

 

まずはパンジャビティーを

 

最初に注文していただきたいのはパンジャビティー(RM 5)。この店ではほとんどの人がパンジャビティーを飲んでいる。パンジャビティーは甘いミルクティー(チャイ)にミントや香辛料が入っており口の中にさまざまな風味が広がる。スパイシーかつハーブの爽快感があるので、油っぽいカレーによく合う。

 

インドのソウルフード「Raj Kachori Chaat」


(一番人気のラジカチョリ)

 

次に注目するのは、チャット(Chaat)。インドの国民的人気のお菓子である。サクサクのパイ生地の中にポテトボール、豆、ドライフルーツが入っている。その上に自家製ヨーグルトとミントソース、チリソース、スパイスがトッピングをトッピングされたもの。このチャットだが、PJ店のみで提供している。というのも、オーナーの夫がインド中を巡りチャットのシェフを探してきたのだとか。PJ店ではぜひ、チャット専門シェフのラジカチョリ「Rajkachori」( RM8.90)を食べていただきたい。

 

こだわり抜いたバターチキンカレー

 

Tasty Chapathiのこだわりは調理法にまで及ぶ。こちらのバターチキンは、生クリームを使用しない。代わりに、シードとアーモンド、カシューナッツのペーストで、クリームを作っている。玉ねぎのカラメルは油をほとんど使用せず、自家製のヨーグルトをトッピング。他では味わえないコクの深い味に仕上がっている。私のお勧めは「PRAWN BUTTER MASALA」(23.90RM)だ。

 

 

私は、Tasty Chapathiの常連客だが、ほとんどグラブフードの宅配で利用している。宅配注文すると熱い料理が届くので、店舗で食べるとどのくらい熱い料理が提供されるのか気になった。実際に店舗では魔女の窯のように熱い料理が出てきた。手で食事をする文化のあるマレーシアでここまで熱いカレーを提供する場所は少ないのではないだろうか。アツアツのカレーが食べたくなった時におススメできるお店だ。

 

 

https://tastychapathi.com/

「Tasty Chapathi Restaurant KL」

 

「Tasty Chapathi Restaurant PJ」

投稿日:2019/03/12  Posted in インド料理 | Leave a comment