icon-plane2012年5月 | マレーシアでちょこっとだけ子供の教育を考えた。

マレーシアに来て右も左もわからない、という場合は短期貸しを利用する手もあります。

 

短期貸しはやっぱり高くつきますし、大家さんには嫌がられることも多いです。安いところでも1日100RM~、一ヵ月住むと3000RMです。相場より1000RMくらい高かったりします。

 

 

しかし、少しでも住んでみると、よい点、悪い点、いろいろわかります。とくに足がない人の場合、タクシーがつかまりやすいのか、歩く場合の人通りの有無、渋滞の時間帯、近くのスーパーの食料品の鮮度など重要です。また、どんな人が住んでいるか、騒音の有無、虫の有無など、住んでみないとわからないことも多いと思います。

 

私は短期貸しのアパートをマレーシアで3回利用しました。
1回は日本人に有名なアムコープです。車のない人には完璧なロケーションで、ほとんど車がいりません。タクシーは下にメーターで走る車が止まっているし、LRTの目の前。KLCCやミッドバレー、アンパンはじめ、電車であちこち行けます。ショッピングモールが下に入っているので、たいていの買い物は済みますし、なければKLCCまで出ればなんでもあります。
これはMoveandstay(http://www.moveandstay.com/)というサイトで探して、中国系の業者さんから借りました。Moveandstayはタイの業者らしく、支払いがタイバーツになり、ちょっとドキドキしましたが、なんどかメールのやり取りをして信用できる、と思って借りました(この辺の見極めはちょっと難しいと思いました)。貸し主の事務所がアムコープ内にあり、ネットや次のすみかの相談にまで乗ってくれ、誠実で親切なよい人でした。退去時はなにも確認せずおしまい。
ただアムコープは便利ながらも、水回り中心に少々古めです。電気水道が含まれていたのは良かったです。

 

もう1回もやっぱり中国系の不動産屋さんで、こちらは直接インターネットで物件を見に行った大家さんに「短期貸しアパートを探している」と言ってスバンジャヤ駅前のアパートを紹介してもらいました。ここはちゃんと中を見て、OKして借りることができました。

 

業者さんは3ヵ月、6ヵ月貸しなどやってまました。
簡単な契約書(というかメモ)を交わし、保証金を500RM払い、ここから電気と水道代を引いてもらいました。家具は完璧に揃っていました。退去もとくに問題なく、気持ちよく契約できました。ただし、超短期だったため、オーナーが次のお客さんをなんどか連れてきたときには部屋を見せるなど協力しました。
なお、スバン駅前は学生が多く、夜中によく騒いでます。かなりウルサイです。静かじゃないとダメという人には勧めません。
スバンジャヤの駅前は電車はともかく、バスがたくさん走っていて、とくにサンウエイまでのミニバスは頻繁に走っており使えます。ケラナジャヤやシャーアラム、ミッドバレーへのバスもありますし、遅いながらも一応KTMもありますので渋滞のときには使ったりします。近辺には学生が多く、多くが公共交通機関を使っています。歩道もあり比較的歩きやすいです。
問題はタクシーです。スバンジャヤ駅周辺にたむろしているタクシーはほとんどメーターで走らず、高い値段を言ってくることが多いです。(シャーアラムまで70RMと言った車もありましたよ) おそらく渋滞がひどいので、その分を見越しているのだと思います。ある不動産屋さんは「メーターを使わないタクシーはあまり信用するな。メーターで走るのが規則なんだから」とも言ってました。なにしろどの車も車体に「私はメーターで走ります」って書いてあるのに、メーターで走ってないんです。走っている車を捕まえたほうがいいのですが、道を知らない人もいます。

 

しかし、サンウエイまでミニバス(1RM)で行けば、サンウエイからチケット制のタクシーがつかまることを発見。これなら比較的安心かと思います。

 

もう1回は、現地の信頼できる友人に紹介してもらい、1年契約の相場で一ヵ月の短期間を貸してくれました。オーナーが向かいの部屋に住んでいて、何かと助けてもらいましたし、一緒に食事に行くこともありました。ただ、彼女は本当は1年で貸したかったようです。
なかには、1日単位で短期貸しの部屋を紹介するサイトもあります。ただしここは部屋を見たりはできないと思います。またこのサイトでは、ルームシェアと1ユニット貸しが混ざってますので注意です。

http://www.ibilik.my/short_term_rentals

投稿日:2012/05/19  Posted in 未分類

現在、住まいを探しています。1日1-3軒のペースで見ています。

 
私の探し方はこうです。まず、本屋で地図を買います。「Klang Valley GPS Map Series」というのがおすすめ。この地図はおもな商業施設、おもなコンドミニアムやアパートを載せているのです。
さて、ここでの問題も、車がないこと! これにつきます。車があるのが当たり前の国です。車がないと、選択肢が相当に限られるのです。これは覚悟しておいたほうが良さそうです。

 
私は「学校に近い、ある程度の足が確保できる、買い物ができる」という点に絞って探しました。この優先順位は人によって違うと思います。仕事をしている人なら、「職場、足、買い物」かも知れません。子供の学校があるなら、学校のバスが来るかどうか、バスがいくらで来るか(場所によって値段が変わります)も調べます。

 
そして地図を見ながら、商業施設の周りのコンドミニアムをチェックします(上記地図ではオレンジでビルのマークが書いてあるのがコンドミニアム、ピンク色が商業施設です)
そして、周辺の公共交通機関を見て行きます。LRTが歩ける範囲にあればラッキー。KTMは1時間に1本くらいだと思っておきます。

 
バス便はネットで調べるのがおすすめです。RapidKLのバスなら、どこからどこへ行きたいかを入力するだけで、バスの路線を教えてくれます(http://www.myrapid.com.my/dev/bus/routes)。ミニバスもあればわりと使えます(ドア開けっ放しでちょっと危ないですが)。なお、大きな商業施設にはお客さん用に無料のシャトルバスサービスを用意しているところもあります。次にタクシーが拾えるかどうかをチェックします。

 

そして、良さそうなところに印を付けて、ネットで情報を調べてから、現地へ出かけます。
気に入れば、所有者やエージェントに電話し(新聞「Star」かiPropertyなどのネットに出ています)、中を見せてもらいます。

 

また、アパートのオフィスに聞くと、空き部屋の持ち主やエージェントを紹介してくれることもあります。部屋によっては外に向かって電話番号付きの広告幕を出していることもあるので、直接電話するのもありです。私はこの方法でも数件見せてもらいました。
部屋で私がチェックするのは「セキュリティは大丈夫か」「台所は調理できるか(ガス台や換気扇がないのはわりと普通です。。)」「豚肉を調理してOKか(NGの場所もありました)」「お湯は出るか」などです。眺望などはあまり気にしてません。アリなどの虫はある程度しょうがないかなとも思います。

 

見学時は不動産屋の車に乗るのではなく、タクシーか公共交通機関を使ったほうがいいと思います。だんだんそのあたりのタクシーの質がいいのか悪いのか、バスがどのくらいの頻度で来るのかなどがつかめてきます。また見学は複数で行くのがおすすめです。私は現地の友達や、遊びにきた日本人、韓国人の友人などに付き合ってもらいました。(あまり多すぎて車に乗れなかったこともありましたが、不動産見るのが好きな人もいますから、けっこう付き合ってくれます)
注意すべき点は、車を持っている人に車なしの人の不便さを理解してもらうのは、非常に難しい、ということです。

 

たいてい、「タクシーにのれば大丈夫でしょう」と言われます。渋滞のひどい場所だと、タクシーを呼んでも来てくれなかったり、「そっちは混んでるからいきたくない」と拒否されたり、ひどい場合には「そこへ行くなら10RM余計に払え」などと言われることがあります。雨のときなど最悪で、タクシーの奪い合いです。日本で余ってるタクシーがこっちにくればいいのに、といつも思います。公共交通についてはまた改めて書きます。

 
次にローカルの人に場所を伝えて、情報があれば聞いておきます。知人がいなければ、タクシーの運転手でもいいと思います。聞きまくります。

 

「あそこは労働者が多いからダメ」「あそこは学生が多いからよくない」「川が以前氾濫して洪水になった」「空き部屋が多いのでよくない」など、地元の人はいろいろ知っています。
先日のスター紙に、爆発事故があったビルの周辺で、治安が非常に悪くなっているという記事が出ていました。爆発事故以来放置された建物に麻薬中毒者が住み着いてしまい、周辺の人は何度も強盗にあったり、なかにはエアコンの室外機を盗まれた人もいるとのこと。ですから、廃墟の近くもよくないかも知れません。

 

とはいえ、高級住宅地で歩いても安全だと言われていたモントキアラでも、つい先日子供の誘拐事件が起きたりしました。どこに住んでも注意はしないとならないでしょう。

 

 
ちょっと面白いなと思ったのは、「あそこはローカルが多いからダメ」という意見がしばしば聞かれることです。日本では「外国人が多いからダメ」というのはあるけれども、「日本人ばかりだから良くない」というのはあまりないです。私の友達のマレー人も、「外国人をアパートに増やしたい」と言ってました。この理由はまだ私にはよくわかりません。
日本人は評判がよいようで、日本人だというだけで「キレイに使ってくれるでしょう」と期待されたりします。これってほんとにありがたいです。しかしプレッシャーでもあります。それまでの日本人に感謝です。
なお、マレーシアでローカルの友人に「不動産を探している」というと、空きユニットを持ってる人や不動産業者さん、タクシーの運転手さん、近所の人など、たくさんの人が手伝ってくれます。

 

また、こちらの人、フツーの人でもナチュラルに投資用コンドミニアムのユニットを所有していたりするので、「家を探している」と話すとその本人からオファーがあったりします。近所のインド人の先生も、学校で知りあったマレー人女性も賃貸人を探していました。マレーシアの投資熱、凄いです。毎年、来るたびに加熱しているように思います。ちょっと加熱しすぎな気もしますが……。

投稿日:2012/05/11  Posted in 未分類