icon-plane2015年1月 | マレーシアでちょこっとだけ子供の教育を考えた。

現在発売中のAERA1月19日号に記事を書きました。特集「海外で働きたい、暮らしたい」の中で、マレーシア編の取材を担当してます。

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=16631

よろしければ、ご覧ください。

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投稿日:2015/01/16  Posted in 未分類

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年末は久々に日本に帰り、早稲田大学を取材してきました。

早稲田大学、「独自の国際化」の前途
新入生をマレーシアへ送ったワケ

「グローバル人材の育成」をかかげ、日本でもっとも国際化が進んでいると言われる早稲田大学。
取材の中では以下のような話が飛び出しました。

・2032年には、学生全員を海外に留学させ、留学生を1万人に増やす
・すでに政治経済学部、理工学部などで英語のみでの入学→卒業が可能
・外国籍の教員は現在142人。今後も外国籍の教員を増やす
・昨年、新入生十数人をマレーシアに送った
・海外キャンパスの建設も視野に入れている

それにしても、学生をほかの大学に「全員留学させる」というのは、相当思い切った施策ではないでしょうか。
なぜ、留学にこだわるのか?と聞くと、ここでも「語学ではなくダイバーシティ(多様性)を学んでほしいのです」という答えがかえってきました。

そしてマレーシアはそうした多様性を学ぶにはとても良い環境であると認識しているとのこと。これには大変共感しました。
東洋経済の過去の取材でも、何人もの方が言われているとおり、マレーシアでもっとも学ぶべきは語学以上に「多様性」であると、私も思います。
相手の考え方を受け入れて、学ぶ、というのはなかなか現地でなければできないです。

そして、多様性に触れるのは、「早ければ早いほどいい」ということで、「サークル活動やバイトで忙しくなり、大学に染まる前に」新入生をわざわざマレーシアにつれて来たとのこと。
内向き思考の学生に対し、なんとか外を見て欲しいと願う、大学側の苦肉の策であることが見てとれました。

こうした試みは早稲田だけではなく、例えば一橋大学は同様に2018年までに全学生を留学させる予定にしています。

一方、海外で学んだ受験生にも門戸を開いています。たとえば、政治経済学部などでは、IBやAレベルといった海外の資格でも受験ができるようになっています。
これはマレーシアで現在勉強している高校生にも言えることですので、現在マレーシアで学習中で、早大受験に興味がある方は問い合わせてみると良いでしょう。

どうしても聞いてみたかったのは、欧米並みに卒業要件を厳しくするのか否か?ということです。
日本の大学、勉強しなくても卒業できてしまいます。ここが、日本の大学と欧米の大学のもっとも大きな違いかもしれません。

答えは「従来通り、日本の大学の良さを残す」とのこと。悪く言えば、甘いですが、良く言えば、学業に縛られすぎない、日本の大学の「自由さ」で、自分の興味を追求してほしい、という思いがあるのだと推察しました。

日本の大学も確実に変わって来ていますね。

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投稿日:2015/01/09  Posted in 教育, 未来へのヒント