8月にまたタクシー強盗の報道がありました。
政府もタクシーを改善しようとがんばっているようですが、なかなが被害が減らないのが現状です。
最近、KLを含むクランバレー地区でタクシー生活の救世主になるかも、と人気を博しているのが、スマートフォンで近くにいるタクシーを呼ぶことができる「MYTEKSI」というサービスです。
キャッチコピーは「I like it safe」。
「よりよいタクシー乗車体験を」というコンセプトで、2011年にサービスをスタート。またたく間に20万ダウンロードを超えた人気アプリとなりました。
利用にはiPhoneなどのスマートフォンが必要です。
アプリには、現在iphone用とアンドロイド用があります。ダウンロードや登録は無料。Windowsフォーン用も予定されているそうです。
現在地と目的地を入れてボタンを押すと、近くを走っている登録タクシー(メーターで走るタクシー)を呼んでくれます。その際、到着地までの目安の料金、車のナンバー、ドライバーの名前と電話番号、さらにドライバーの現在位置を知らせてくれます。
車が到着するとショートメッセージで連絡があります。支払い時はメーター料金に利用料の2RMを加算して払います。
車のナンバーやドライバーの名前も表示されるので、書き留めておいて、あとで苦情を言うこともできます。
さらに大きいのは、リアルタイムで乗る予定のタクシーの情報を家族や友人と共有できることです。呼ぶ車が決まったら、情報を友人にあらかじめ送っておくことで、万が一、あなたが行方不明になったときに車のナンバーや運転手の名前、電話番号から、追跡調査することが可能になります。
もちろん、MYTEKSIだからといってトラブルはゼロにはならないでしょうが、どのタクシーに乗っているか、つねに知らせることができるのは安心。
アプリの感想を見ると、とりあえずは、たくさんの人が満足しているようです。ただし、自宅の周りではサービス対応車が走っていなくて使えないと言っている人もいます。
自分の街の周りに利用できるタクシーが実際にいるのだろうか?と気になる人は、パソコンやスマートフォンのウエブブラウザーから、http://myteksisoseksi.com/にアクセスして確かめることができます。位置情報をオンにすると、現在、自宅近くに走っているMyTEKSI登録タクシーを確認できますのでスマートフォンを買う前に見てみることもできます。
新聞報道によると、2013年8月現在、8秒に1台のタクシーがMYTEKSIによって予約されているそうです。ジョホール、マラッカ、そしてフィリピンのマニラでも、「GrabTaxi」という名前で同様のサービスが開始されています。
なお、スマホは持っていないけれど、MYTEKSIを使いたい、という人は、iPod TouchなどをWIFIで使うという手があります。マレーシアの多くのショッピングセンターやレストランではWIFIが使えますので、自宅のWIFIと合わせれば、なんとか使うことはできると思います。
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このブログはもともと「車なしマレーシア生活」として車がない人のための情報を共有するためにはじめまたものです。このたび、コンテンツに大幅加筆し、電子書籍を出版しました。
興味ある方はご覧になってみてください。299円ですが、プライム会員の方は無料。またサンプルを無料で読んでいただくことも可能です。
1章 車がなくても住めるのか?
■車がないのは足がないのと同じ?
■代替手段は3つ。タクシー、鉄道、バス
■タクシーなしには始まらない
■「駅前」という感覚の薄さ
2章 徒歩&電車編
■便利なLRTとモノレール
■中距離を行くKTMコミューター
■庶民の足になるバス
■ミニバスとシャトルバス
■徒歩や自転車はどうなのか
■徒歩は「危険」か?
3章 タクシー編 どうやって安全に乗るか?
■タクシーは危険か?
■交渉制のタクシーは避ける
■メーター制をどう捕まえるか
■チケットタクシーの乗り方
■良い運転手、悪い運転手
■馴染みのタクシーを決める
■乗車拒否は当たり前?
■夜にはタクシーが減る
■タクシー難民の救世主!?「MYTEKSI」
■エグゼクティブタクシーという選択も
■タクシーの中での無駄話は最小限に
■タクシー事件簿
■チケットタクシーでのトラブル
■タクシーで旅行してみました
■KL周辺でタクシーを拾うなら
4章 車なし生活者の家選び
投稿日:2013/09/25 Posted in 未分類