icon-plane2015年4月 | マレーシアでちょこっとだけ子供の教育を考えた。

知り合いのマレーシア人でマルチ商法にハマってる人がいます。
勧誘がしつこいので、かなり嫌われてます。

ところで、マルチ商法の人って、なんで嫌がられるんでしょうかね….。
考えてみました。

この人見てると、必死の形相で、「これであなたも幸せになれるはず!」って迫ってきます。
「あなたのためを思って言ってる。人生を変えようよ!」って言います。

いつも、相手を全力で変えようとしてます。
でも、自分は大して幸せそうじゃない。そこが見抜かれてる。

他人と過去は変えられない….ってどこかの精神科医が言ってました。
変えられようとすると、人は全力で抵抗したくなるもんみたいです。

だから嫌になるんだわー。

マレーシア人でも日本人でも同じですね….。
他人を変えようとするところからたいていのトラブルってはじまってる。
例の本にも書いてあったよね….。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

世の中に対して、「あんたたちもう少し変わりなさいよ」って怒っても何も変わらないんです。
うわ、面倒くさいなって思われるのが落ちです。

おお、私も他人を変えようと思ったことがありました。
「良かれと思って」「あなたのためを思って」ってフレーズでもってですね。
無理でした。
それどころか、いつまでたっても変わらないのでイライラしたりして、
不満の元になってました。

仕方なく自分のほうを変えることにしました。
すると問題は消えてなくなりました。

子供に対しても同じかなって思います。
つい「良かれと思って」っていろいろしたくなりますよね….。

いつも「外で遊べ!」と口うるさく言ってますが、
すべて失敗に終わってます。いまのところ。

結局、なるようにしかならない。
自分以外の人に対してできることってあんまりない、ってのが今のところの結論です。

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投稿日:2015/04/30  Posted in マレーシア人から学んでいること

マレーシア人、多少のミスは気にしないし、直しません。
海外の人と付き合っていると、日本人ほど「間違い」を重視しないように思います。

マレーシア人とのチャットグループに10個くらい参加してます。
当初、会話の単語の意味がわからず、マレー語の単語なのかと思い意味を聞いたことがあります。
「タイプミスだよ。想像すればわかるでしょ」と言われ、ああそうか、と理解した次第。

もちろん、「おっとタイプミス」と訂正する人もいます。
しかし、タイプミスはいちいち指摘したり訂正したりせず、こういう意味だろうと想像しながら読めばいいんですね〜。

▪️誤りを指摘したい日本人

日本人は誤りを指摘します。

月刊誌の編集部にいたとき、発売日になると誤字や誤りを指摘するために電話してくる人がいました。
「間違ってるぞ、おい」というわけです。

インターネットの掲示板の「売ります買います」コーナーで、他人がつけた値付けに延々とケチをつけてる人を見ました。
別に買う気があるわけじゃないらしいけど、一言言わずにはおれないんでしょうね。

お互いの一挙手一投足をじーっと見てる人も多いです。
服装を細かくチェックしてみたり。

その分、仕事の質は細かくなりますし、そこまで気を遣ってるのか! とありがたく思うこともあります。
自分でも気がつかなかったことを指摘されてぎょっとなることもありますし、指摘してもらって助かることもあります。

ただ、グローバルに戦わなければならない日本の家電メーカーのトップの方は、この日本人気質のために、日本市場の製品は特殊になってしまい、グローバル化が難しいと話していました。

いいところと悪いところって裏返しです。

▪️間違えたらだめと思ったら何もできない

でもね、「間違えちゃいけない」って思ってたら、何もできなくなります。
人間って間違えるものだから。

あるマレーシア人から教えてもらいました。

「間違えたら、立ち止まって、引き返すか、別の道に行けばいいんだよ。
その代わり、他人のミスも許さないといけない」と。

私、長年雑誌の編集をしてましたが、大昔に作った雑誌のバックナンバーとか読み返したら、赤面ものだと思います。

「正しい」と当時思って書いたことの、なんと多くがいまとなっては間違っていたことか。
90年代、マックの雑誌にいた私はアップルって会社はほどなくつぶれると確証してました。
当時はそれが主流の考え方でした。
今出てる雑誌に書いてあることなんて、10年たてば間違いだらけだと思います。

このブログにしても、 いま書いてることは現時点での私の考えでしかありません。
1年後、いや5分後には「やっぱり間違えてた。前言撤回!」ってことになるかもしれません。
無責任? まあそうかもしれませんが、間違っちゃいけないと思ったら何も書けません。

間違えたら、「あ、間違えた」と言いながら、先に進んでこうと思います。

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投稿日:2015/04/28  Posted in マレーシア人から学んでいること

東洋経済の記事を更新しました!

元共同通信記者がペナンで学ぶワケ

今回は、子供ではなく、英語を学びにマレーシアに来た、それもペナンを選んだという大人の方を取材しました。

ペナンに行って面白いなと思ったのは、多くの移住者の方が「中国文化」「中国語」を意識しているということ。クアラルンプールよりも、中国人の数が多いペナンでは、中国語だけで日常会話が事足りてしまうそうです。

今回取材させていただいた若松さんは、元共同通信の記者。
彼も中国語に堪能で、中国本土の知り合いも多く、四川地震では最初に現場に入って過酷な中を取材されたそうです。現在は毎日、早朝から夜中まで勉強漬けの日々を送っておられます。

仕事を忘れていろいろ聞いてしまいました。
冒険をしてる人の話って時間を忘れるほど楽しいです。

取材を含めて、最近いろんな人と会います。

自分の人生を冒険している人の言葉はいちいち気持ちいいです。
それは意識が自分にしっかり向いているからなんだと思います。
話してて、なんだかパワーをもらえます。

反対に、自分の人生を生きてない人と話すと、話してて消耗します。
社会や他人の批判ばかり聞かされるからかな。
なんか何かを奪われている感覚に陥ります。

「自分の人生を生きる」って簡単そうで案外難しいと思う今日このごろ。

私もみんなのパワーを奪う人にならないよう、見習わないとね。

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投稿日:2015/04/26  Posted in 教育

以前書いた記事の考察の続きです。

呪いの言葉をかける人々が、日本の育児をしんどくする

私が新卒で入った保険会社を辞めるとき、会社の先輩たちに言われたこと。

「あんまり夢見ないで、現実見たほうがいいよ」
「厳しい世界だから、やめたら後悔すると思うなぁ」
「経験なしでは無理だよ」

ほんとにたくさん言われました。
もう退職決めた後で、いま言われてもなーって感じでした。

たぶん、マレーシアに来たときにも、言われてる人多いんじゃないかな。

これ、別に意地悪で言ってるわけじゃない。
親切で言ってくれてるんです。善意で言ってくれてるんです。

ただですね。
おそらく….….みんな、恐れてるんです。失敗を。
絶対失敗しちゃいけないと思っているんです。
一回失敗したらおしまいだと考えているのです。
だから、いろいろ冒険する小娘に対して、アドバイスしてくれてるんですよね。

日本の社会は失敗に厳しいです。「あ、間違っちゃった」と思っても、一旦入社した会社や学校を変えるのは容易ではない。マレーシアにいると、つくづくそう感じます。

 

とはいえ、人は失敗からしか学べない。

あのとき、失敗することを恐れて退職しなければ、私はずっと同じ会社のOLとして働き続けてました。
そして、いまごろお局よろしく、同じような呪いの言葉を後輩に吐いていたと思います。すんごいストレス溜めながら(笑)。

 

自分の人生の冒険はもうおしまい。
だから、暇を持て余して、他人が何かしようとしたら、全力でアドバイスしにかかってしまう。
そう思うとちょっとゾッとします。

いや、待てよ。
今も私無意識にやってるかもしれないな。最近の私は、たいした挑戦してないから。
誰かが挑戦しようとしたら、暗に「やめといたほうがいいよ」ってメッセージを発してるコト。
多分、それは自分が挑戦しないできたからに違いありません。

今後悔していることがあるとしたら、もっと挑戦して失敗を重ねていればよかったなってことです。

これが自分の子供にできるかっていうと、難しいですけどね。

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投稿日:2015/04/24  Posted in 雑記

プロのオーケストラも数えるほどだし、クラシック聴く人口も少ないマレーシア。
音楽教育は決して盛んではないと思います。

なかには音楽の授業自体がない学校があります。ほんとに一切やりません。
お稽古事はそれなりに人気があり、弦楽器を習う子も多いものの、今子どもが習ってるピアノの先生は、日本のそれとはだいぶ違います。

▪️家で練習してこいと言われない

びっくりしたのはこれ。「練習してきてね」って言われたことがありません。それどころか、最初はうちにピアノがない状態でもピアノを始めることができます。
某日系の教室でも「家にピアノがなくても大丈夫よ。レッスンの前に早くきて練習すればいいんですよー」って言われました。
あははー、そんなものなのか〜とびっくり。

私、日本でピアノやってたとき、「毎日練習しないと4階の窓から落とす!」って先生から毎回脅されて、必死で練習してました。中学生まで習って先生4人代わったけど、全員厳しかったな。
子も日本でバイオリン習ったときは、弓の持ち方などを徹底的に指導するため、1年間、結局「きらきら星」だけをひたすら弾いてました。
大学のオーケストラ、海外遠征とかあって、厳しいところでした。オケのために留年してる人がいたくらいです。
日本では音楽教育も体育会系です。

▪️怒らない

先生がものすごく優しいです。うちの子どもはなんと一度も怒られたことがありません。だから進度もゆーっくりかと思うとそうではなく、多少弾けないところがあってもバンバン先に進みます。だから教則本はすでに2年目にして3冊目。楽しくてしょうがないらしいです。

以前、マレーシアでプロとして教えている日本人と話したら、「マレーシアの人は怒るとすぐ辞めちゃうから、難しいんですよね」って話しておられました。怒るのはご法度という話もあるほどで、日本人からしたら難しいでしょうね。プロを育てようと思えばなおさらです。

ただ、日本で小さいころピアノ習ってて、それがトラウマになって音楽嫌いな大人が結構いるのも事実です。ピアノの先生が厳しすぎて音楽が嫌いになってしまっては元も子もないですよね。

ゆるーく音楽を一生楽しむなら、マレーシア式教え方、アリだと私は思います。
一方で、しっかり音楽教育を!って考える人は、日本人の先生を探してレッスンしてもらえば良いと思います。

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投稿日:2015/04/23  Posted in 教育

マレーシア人のサービスは一般によろしくないと言われているようです。

けれど、マレーシア人にはときどき、びっくりするほど親切な人がいます。
それも、日本ではあり得ないような職種の業者さんに多い気がします….。

最近、ちょっとした手術をし、保険の請求をしました。
この保険代理店の方が、もうあり得ない親切さなのです。

報告したらすぐに「大丈夫ですか?」と電話をくれました。
微妙な手術だったのですが、なんとか 保険が請求できるように、何度も本社と交渉してくれ、最後は必要書類を取りに家まで来てくれました。

あまりに親切なのですっかり恐縮してたら、
「それは言わないでください! 私の仕事ですから〜!」とニコニコしてる。
なんだろ。マニュアル的な対応じゃなくて、気持ちを感じるんですよね。

以前、日本で保険の請求したとき。熱心に加入を誘ってきた営業マンのおっさん。

「保険の請求は、私どものサービスセンターで対応させていただきます。恐縮ですが、サービスセンターに書類を送ってください」って、冷たい態度だったのを思い出しました。

私が最初に物件を借りた時の不動産屋さん。
もう顧客なんだか友達なんだかわかんないような付き合い方をしてくれます。

入居したあともちょくちょく家に来てくれて、電気の節約のアドバイスしてくれたり、新聞記事の切り抜き持ってきてくれたり。

もう契約を終了して何年にもなるのに、たまに「困ったことない? お茶でもどう」って連絡くれます。
いまだに一緒にバディクを買いに行ったり、ジムに行ったり、ご飯食べたりもしています。
私だけにではなく、入居者全員に親切にしているみたいです。

日本で、仲介の不動産屋さんに、入居後にこんなに親切にしてもらった記憶はない….。
更新のときにはちゃんと連絡くれますけどね。

私の運がいいだけ? なんかこういう出会いがとても多いです。

そういえば、マレーシアに移住して10数年になるという方も、最初に出会ったビザの業者のマレーシア人とのおつきあいがいまだに続いているといいます。そして、それが長く住むきっかけの一つになったとも。
やっぱり家族ぐるみで親切に付き合ってくれているそうです。案外、そういう業者さんも数多いのかもしれませんね。

みなさんは、どうでしょう?

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投稿日:2015/04/22  Posted in なにかと楽しいマレーシア, マレーシア人の人間模様

前回、パンツを落として気づかない人たちについて書きました。
でもマレーシアには繊細すぎる人たちも、もちろん存在します。
今日は繊細な人について書いてみましょう。

マレーシア人、フェイスブックとかWhatupとか大好きですね….。
友人や家族とのコミュニケーションに使う人が多く、年中、一緒に写真を撮ってはアップしてます。

だけど、この写真がやっぱり問題になるんです。

とある友人は、「一緒にいたのに、私だけ写ってなかった」と傷ついていました。
集合写真ならともかく、鈍い私などは、いちいち誰を撮ったかを覚えているわけではないので、ドキッとしてしまいます。

これをわざとやったのか、そうでないかということで、なんと侃々諤々の議論になりました。
んなこと、どうでもいいじゃないかと鈍い私は思っていましたが….。

Whatsupでは次から次に新しいチャットグループが立ち上がるので、中にはどのグループでおしゃべりしているのか、混乱してしまう人がいます。皆さんも経験あるのではないでしょうか。

以前、ある女性が別の女性の名前を呼び間違えました。

そしたら、間違えられた女性はやっぱり気にする。「なんでだろう?」と。

でも私にはわかる。
友達が多すぎる彼女。あまりにたくさんのチャットグループと同時にチャットしていて、名前がごっちゃになってしまってる。以前も同じことが数回ありました。

そう言ってみても、何か意図があるのかしら?と心配してます。

友人の義妹は、子供の体調に超敏感です。
もう一回咳をしただけで心配して病院に連れて行きます。
病院に行くと別の菌もらっちゃうかもよ、って周りもアドバイスしているのですが、聞きません。友人曰く、「彼女は一種のパラノイド。言っても聞かないの」とのこと。
だからいつも病院にいるそうです。

どの人種にも繊細な人もいれば鈍い人もいます。
日本人も同じですよね。
こういうのって人種ごとの差というよりは、結局個人差とか世代差とかが大きいと思います。

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投稿日:2015/04/21  Posted in マレーシア人の人間模様

以前の続きです。

以下は上品な話でもなければ、教育に何か関係のある話でもありません。

とあるヨガのクラス。まじめな雰囲気の中。

上品な60代の中華系の女性が突然、後ろを振り向きざまに、

「ごめん! みんな! 今おならしちゃった!」

みんな大笑い。

私の周りのマレーシア人女性たち、どういうわけか、げっぷとか、おならの話をよくするんです。
下の話、ぜんぜん遠慮しません。

臭いの強い食べ物の話とか、大好きです。
ペタイっていう臭いの強い豆の話が出てくると、その後のいろんなものが臭うといいます。
私の周りでは、ドリアンの話はたいていげっぷの話で終わり、ペタイの話はたいてい、 トイレの話で終わります。

こういう他愛のない話で大笑いしているうちに、時間があっという間に過ぎていく。

誤解されないように言っておきますと。
私の日本人の友達も相当上品でない人たちが多いため、
実は類は友を呼ぶってだけのことなのかもしれません。

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投稿日:2015/04/17  Posted in マレーシア人の人間模様

毎朝ジムに行ってますが、ここで起きることは抱腹絶倒。
笑いすぎてお腹がよじれてます。
マレーシア人が面白すぎるのか、私の周りの人がとくに変なのかよくわかりません。
たまには書いてみようと思います。

今朝、あったこと。
女子シャワー室に、下着(パンツ)が一枚落ちてました。

パンツ….。なぜ落とす?

猫またぎして歩きながら、不思議で仕方ありません。
しかも誰も拾いに来ない。

でもね、パンツ。結構落としてるんですよ、みなさん! そして、気が付かない!

この日私とランチに行く約束してた50代のインド系女性。
突然ランチをキャンセルしたいといいだしました。
その理由が、なんと。

「ごめん、パンツを履き忘れてきたことに気がついた!」

えええ? パンツはき忘れてきちゃったの?
今までなんで気がつかなかったの? クラスではどうしてたの? 笑いすぎて泣きました。

そういえば、この人、以前もパンツを無くして、大騒ぎしてます。
なんでもブランドもののすごく高いパンツだったらしく、盗まれた! と悲しそうでした。
でも、人がはいたパンツ盗むかなぁ?

で、私たちはもちろん、今日落ちてるパンツがこの人のじゃないかと疑いましたが、「ぜったい違う!」と怒っています。てことは、もう一人パンツ落とした人がいるんだよね。

あーもう楽しいです。

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投稿日:2015/04/16  Posted in なにかと楽しいマレーシア

遅ればせながら、はじめて岸見一郎・古賀史健「嫌われる勇気」を読みました。
昨年、累計58万部を突破したというベストセラーです。

遅れすぎ? いやすいません、そうですよね。

この本については嫌になるくらいあちこちで語られてます。もう飽きた!って方は読み飛ばしてください。
私にとっては衝撃的、人生の指針になる一冊です。

多分、それは私がマレーシア人から日々学んでいること。
マレーシアに来て、もしかするとそうじゃないかなーって薄々思っていたことをズバリ言ってくれていて、
不思議な爽快感がありました。

共著者の一人は哲学者の岸見一郎さん。
架空の青年と哲学者との対話を通し、今話題の「アドラー心理学」を大変平易に解説しています。

アドラーはフロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される巨匠だそうです。
フロイトの共同研究者でしたが、1911年にフロイトと決別し、独自の「アドラー心理学」を提唱しはじめたらしい。

フロイトは正直なところ、いくら本を読んでも難しくてよくわからなかったのですが、アドラーの哲学は(少なくともこの本を読む限り)明快です。印象に残った部分を書き出してみます。

■「人生は連続する刹那である」

人生は頂上を目指して山を上るようなものではなく、その一瞬、一瞬をダンスを楽しむように生きる刹那の連続である、とアドラーは説くのです。

私は貯金したり、目標に向かって努力したりしてきましたが、アドラーは過去や未来を見て生きることに意味はないといいます。人生はある日突然終わりを迎えるのだから、と。

思わず、瞬間、瞬間を楽しむマレーシアの友人たちを思い出しました。
「人生は短い。今を楽しまなければ意味がないよ」と何度言われたことか!

けれど、それこそが人生であると、この本は断言してます。
つまり、「努力」自体には意味がないということでしょうか。
私にとっては、けっこう衝撃です。

■「自由とは他者から嫌われるということ」

他人から嫌われることを恐れなくなったとき、はじめて人は自由になれるとアドラーは言います。
はっきり「嫌い」と公言し、「誰かには嫌われてるだろう」という自覚のあるマレーシア人から、私がまさに習っていることがここに書いてありました。

確かに、他者からの承認をいちいち欲しがっていたら、一歩も動けなくなってしまいます。
理屈ではもちろん、その通りなのですが、私も褒められたら嬉しいし、叱られたら落ち込みます。

ところが本書では、多くの人が承認欲求から自由になれないのは、「褒めたり、叱ったり」する教育のせいだと説くのです。すると、自分の人生ではなく、他人の人生を生きることにつながってしまうと。衝撃です。褒めたり、叱ったりするなと言うのですから!

■「普通であることの勇気」

他者と自分を比較し、自分が特別な存在でありたいと願う人は自慢をしたり、自己を卑下したりして苦しみます。マレーシア人、あんまり他人と自分を比較しません。人種も生活も宗教も違うし、比較してもしょうがないからです。

一方で、なかには「俺は特別なんだよ!」と一生懸命アピールしている人がいます。
これに対して、大事なのは、「普通であることの勇気」だと。
幸せになるのって、案外「普通」を認めることなのかも。

■「幸福とは、貢献感である」

もうシンプルすぎてガツンときました。そうなんですよね。

常識に真っ向から勝負するような、問題の書です。
たしかに理屈ではそうかもしれないが、しかし….といいたくなります。

本書に出てくる「青年」も、なんどもこの「哲人」にいらだち、疑問を呈し、ときには怒りをぶつけています。

この思想を理解するには、それまで生きて来た時間が長ければ長いほど、時間がかかるとのこと。
何度か読んで、もう少し考えたくなるような、そんな本でした。

▪️高額なのに、アマゾンでベストセラー1位になっています。書評も800件以上! 
類書もたくさん出ていて読んでみましたが、この本がもっとも良い。アマゾンのリンクです。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 

投稿日:2015/04/15  Posted in 書評