今回一時帰国して子供を公立の学校に1ヶ月だけ入れてみました。
そこで気がついた。
公立小学校でも、学校によってカラーってだいぶ違うんですねー。
以前の学校は地元でとても評判のよいころでした。
制服も制帽もバッチリ決まっていて、先生方も厳しい雰囲気でした。
越境してくるお子さんが多く、中学の受験率が高いことでも知られています。
一時帰国中に行った隣の地域の公立小学校は、同じ区だけれども、だいぶ違う。
制服はあるもののかなりルーズ。わんぱくな子、おとなしい子、いろんな子がいました。
公立学校でもこんなに違うんだね、と親子で驚きました。
▪️マレーシアでは転校は当たり前
子供が通うマレーシアの学校は新学期が始まりました。
転校生がたくさん来る一方で、学校を去っていく子もいます。
マレーシアでは「この学校は子供に合わないな」と思ったら、学校を移るのは当たり前。
だから、ここでは日本人もマレーシア人もよく学校を変わります。
日本でも、学校が合わなければ途中で転校できたらよいのに、って思うんですよ……。
個性を大切に、というのなら、公立学校にも個性があっていいはず。
大規模校、小規模校、私立みたいな学校、不良が多い学校、スポーツが得意な学校。
日本では一度はじめたことをやめないのが美徳、みたいなとこがある。
けれど、最初の選択を間違えてしまうことってありますよね?
マレーシアの学校にしても、入れてみないと合うか合わないかわからないところがあります。
日本の学校でも、入ってみて「あれ思ったのと違った」ってこともあると思う。
ましてや、いじめられながら学校に行き続けているなんてナンセンスです。
なんでも経験になるならともかく、いじめられた経験なんてないほうがマシですよ。
マレーシアにだっていじめはあります。
けど学校を変わってしまうので、日本ほど深刻にはならないんです。
いじめで自殺なんて、本当に本当にもったいない。
もしこれ読んでる小学生がいたら、いじめなんて我慢せずに、環境を変えることを真剣に考えて欲しいです。
——
東洋経済の連載記事のリンクです。
http://toyokeizai.net/category/malaysia
★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。
★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です
★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。
★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。
投稿日:2016/01/12 Posted in 学校
新年になると、毎年目標を立てますよね。
今年こそはいっぱい運動する!とか今年は痩せる!とか。
年末、一時帰国したときに出版社時代の友人から
「野本さん、ジム行ってるんだ。スポーツ嫌いじゃなかったっけ?」
と聞かれ、はっとしました。
おー、そういえば。
毎朝のジム通いが、2年半近く続いてます。
減量も(たった5キロですが)達成しました。
日本でもジムには入ってました。しかし1週間に1回行くのが精一杯。
ジムのほかにも、マラソン、ビリーズブートキャンプ、DDR…、痩せようと思っていろいろやりました。でも長続きしないんですよ。
それが、いまでは毎日のように行って運動しています。なぜなのか??
◼︎小さい楽しみを見つけて、継続の原動力にする
マレーシアは車社会なので、普段ほとんど運動する機会が得られません。
体力は落ちる一方で、3ヶ月に1回は風邪をひいている始末でした。
ローカルの友人に強く勧められ、健康のために渋々ジムに入ったのです。
最初のころは、ヨガのクラスに一週間に1回行き、地味にトレッドミルなどをこなしていました。日本のジムとたいして変わらないなーと思っていました。
ところが、 入って半年くらいしたら変化が起きました。
ズンバのクラスにハマってしまったのです。
なにこれ、楽しいじゃん!
最初は1時間がキツくてキツくて「早く終わらないかなー」と思っていたクラス。数ヶ月続けたら、体が慣れてきたんですね。
単純に体を動かすことの気持ち良さにハマってしまいました。
しかも終わると1日明るい気分が持続するんですよ。
続けているうちに、体力に自信が出てきて、キックボクシングやダンベル、ピラティスにも出るようになりました。
◼︎嫌なことはやらない
ジムの常連になると、いろんな人が声をかけてきます。
なかには、「このクラスに出るべきだ」などと、他人の行動に口出ししてくる人が出てきます。
最初は素直に従っていましたが、合わないクラスに無理に出ると辛いのでやめました。
グループを作って行動したがる人もいます。
しかしみなで同じクラスに出ることに、さほどの意味を感じません。無理に楽しくないことをやって、運動自体が嫌いになってしまったら意味ないです。
いまでは自分でその日の体調に合わせて決めています。
そのとき一緒に同じ空間にいる人と交流します。
◼︎習慣を続けてたら人生が変わる
そんなわけで、私のジム通い、いまではすっかり習慣になっています。
肩こりは治るし痩せるし英語は毎日話すしマレー語は教えてもらえるし、いいことづくめです。
友人のなかには、本当に人生変わっちゃった人もいます。
運動嫌いで引きこもり気味だった中華系の友人、入会早々にシバムというダンスのクラスにハマりました。
入れ込むあまり、子守のためにメイドさんを雇い、昼夜関係なくジムに入りびたるようになりました。
そして昨年、専業主婦からいきなりインストラクターになってしまいました。
いまはトレーニングと教えるので毎日大忙し。人生がまったく変わっちゃったーと笑っています。久々にあったら、見違えるほどに痩せてます。
小さな「楽しみ」を見つけて、そこから日々の習慣にしていく。
「努力した感」「頑張った感」はないんです。
楽しんでる人にはかなわないですよ。
これね、たぶん子供も同じかなーって思います。
目標を立てて努力するよりも、思わず毎日やりたくなるようなきっかけを見つけて楽しんじゃうこと。これが目標達成のための近道かもですね。
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東洋経済の連載記事のリンクです。
http://toyokeizai.net/category/malaysia
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★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です
★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。
★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。
投稿日:2016/01/11 Posted in 未来へのヒント
子供は現在小学校5年生。
一時帰国している間、日本の公立小学校に1ヶ月だけですが、体験入学しました。
幼なじみの友達にたくさん会い、短い間ですがすぐに馴染んで、日本の学校を満喫してきたようです。
海外から見て、あらためて感じた日本の学校に良い点を書いてみましょう。
歩いて学校に行ける
一番良いのは歩いて学校に行けるってこと。これ車社会のマレーシアではほぼありえません。
以前日本に来たマレーシア人の友人、電車に一人で乗っている子供を見て驚愕していました。「普通、一人で子どもが道を歩いてたら誘拐されちゃう」のがマレーシアです。ほかの国でも、おそらく似たようなものではないでしょうか。
日本の学校では、歩いている間にいろんな発見をしていたようです。
友達と一緒に、空き地の地鎮祭の跡にびっくりしたり、近所の犬に挨拶したり、友達とおしゃべりを楽しんでいました。こういうのって大事だと思います。
体育や音楽の授業が充実している
ローカルインターでは体育の授業は週1回。それも、走ったり、飛んだりといった単純なものが多いそう。マット運動や野球などはやったことがなく、後転や側転に挑戦できて、とても楽しかったようです。
また、子供が通っている学校には音楽の授業自体がないので、音楽の授業も新鮮でした。
家庭科で裁縫ができる
家庭科で料理や裁縫を習ったのも楽しかったとのこと(子供の学校にはありません)。とくに裁縫を張り切ってました。掃除も給食当番もあるので、日本人男性はすごく家庭的に育ちそうな印象を受けますね。実際そうなっているかどうかは置いておいて。
以上、良い点を書いてみました。あくまで英国式のローカルインターとの比較です。マレーシアにも家庭科や体育が充実している学校もありますが、ローカル色の強いところになると、学校は勉強するところという感じです。
授業の進度については、算数などを見ている限り、ほぼ同じ感じでスムーズに入っていくことができました。
マレーシアでは家庭科や体育、音楽などがない分、コンピュータや歴史、外国語(中国語など)を低学年から教えている、という感じでしょうか。
授業自体はマレーシアのほうが楽しいそうです。
日本の教科書に沿って先生が進めていく授業に対し、主体的にプロジェクトやディベートをしていくスタイルだからでしょう。性格の向き不向きもありそうですね。
投稿日:2016/01/08 Posted in 学校
あけましておめでとうございます。
マレーシアに来たのは、とあるマレーシア人とのネット上での出会いがきっかけです。
知り合って、今年でちょうど20年なんだそうです。思えば遠くに来たものです。
20代のころ、チャットで知り合った外国人を訪ねてあちこちの国に行ってました。
シンガポール、香港、フィンランド、韓国、イタリア…。
「大丈夫?」って言われましたが、危ないことはなかったです。
彼らとはいまでも友達です。
当時高校生だったシンガポール人は、オーストラリアでコンピュータ技師になりました。
香港人の友達は空港で働いています。
フィンランド家族の子供たちは全員成人。
私も、まさか自分がマレーシアに住むことになるとは思いませんでした。
人々がぐるぐる世界を回ってる〜
日本から、マレーシア、フィリピン、インドなどの国に住む人も増えてきました。
一方、マレーシアから別の国に移住する人もいます。
オーストラリア、香港、カザフスタン、中国、イギリス、米国…。知り合いの多くが世界に散らばっていきます。
人々が世界中をぐるぐる回っているのが、ここマレーシアにいると実感できます。
英語が話せる日本人が当たり前になる
年末日本に行ったら、外国人観光客が増えました。
マレーシア人だけで、一時は私の知り合いだけで5組が同じ時期に日本を旅行してまいした!
同時に、英語が流暢な日本人が増えてきました。一緒に旅行したマレーシア人も「最近の日本は英語が通じるようになった」って喜んでます。
子供を日本の小学校に入れたら、外国人のお友達がいました。
日本にいても、外国人と出会えるようになってきたことを実感します。
子供が成人するころには、ほかのアジアの国のように日本人も普通に英語が話せるようになっていくでしょう。
人と会うために旅をする時代がはじまる
観光地、買い物や美味しいものを食べるだけの旅はそろそろ卒業。
これからは、人と会うために旅行するのがトレンドになるでしょう。
で、再びSNSでつながり、再度会う、って国境を越えて関係が当たり前になっていくと思います。
ワクワクしますね。
ということで、今年もよろしくお願いします。
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東洋経済の連載記事のリンクです。
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★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。
投稿日:2016/01/07 Posted in 未来へのヒント