icon-plane2015年5月 | マレーシアでちょこっとだけ子供の教育を考えた。

最近、友達がタイ語を勉強し出しました。それも学校ではなくYoutubeで。

彼女、日本語も少し話せます。英語、マレー語、広東語ができます。
たぶん、タイ語もすぐできちゃうでしょう。
それくらい、マレーシア人って外国語に抵抗ない人が多いです。

▪️日本語がわかるマレーシア人はなぜ多い?

マレーシア人と付き合っていると、日本語を理解する人が多いことに気がつきます。
それも、別に商売で覚えているわけではなく、純粋に興味から勉強しているという人も多いんです。
ドラマや漫画を見ているうちに覚えちゃった、という人もたくさんいます。

日本語の単語が日常会話に使われている場面にも遭遇しました。

私、現地のアマチュアオーケストラに入ってます。
ある日、ある奏者のミスに対して、みんなで「ダメー」って日本語で言いだしました。

ほぼ全員マレーシア人なのに。別に私を意識しているわけでもなさそう。
びっくりしました。

周囲のマレーシア人たち、「Ganbatte (頑張って)」も普通に使ってます。
簡単な日本語なら話せるという人が結構います。読める人もいます。

このブログにも、マレーシア人の読者がいるかもしれません。
フェイスブックなどに「日本人しか読まないだろう」と思って言いたい放題書いていると、とんでもないことになります。

ある中華系マレーシア人の友達、昔日本に来たときに我が家に泊まりました。
そして熱心に日本のテレビを見ていました。

中でも気に入ったのが、「頑張って」という言葉がスポーツ選手にどういう影響を与えるのか?というバラエティー番組。
逐一私が訳しながら理解してたのですが、番組内では「頑張って」よりも「かっこいいー」のほうが良い影響を与える、と結んでいたのを見て、感激していました。
彼女は「かっこいいー」も覚えて帰って行きました。

私、旅行先で、ここまで外国語に興味を持つだろうか? ここまで理解できるだろうか?
とにかく、「言葉」に対しての興味が強いんですね。

▪️他言語教育の結果?

マレーシア人は語学の天才だ、と書いた記事がありました。
実際、彼らに日本語を教えても、とにかく覚えが早い。内心焦ります。
なんでなんでしょうね。

もちろん、どの言語も「完璧」ではないんです。
読めなかったり、書けなかったり、単語が足りなかったり、いろいろです。

でも、頭の中に言語を切り替えるスイッチがあって、即座にタミル語、広東語、マレー語、英語を使い分けることができます。
さらに高度なことに、それらを混ぜてマレーシア風にクールな英語を使ったりします。
頭の作りが違うのかもしれませんね。

インド系の友達が「アイヨー」とか中国語で言ってるのを聞くと、おー、マレーシアだなって思います。

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投稿日:2015/05/29  Posted in マレーシア人から学んでいること

引き続き、マレーシア人の英語についてです。

マレーシア人の英語力、じつは比較的、高いらしい。
けれども、彼らは自分たちのマレーシア英語(マングリッシュ)をアイデンティティーと捉えているふしがあります。
英語にマレー語や中国語を混ぜて、さらにむちゃくちゃシンプルにしたものです。

Twitterで18万人以上のフォロアーを誇る「Typical Malaysian」さんも書いてました。
「マレーシアでは、一つの文章に複数の言語を混ぜます。意味がわかれば、それでいい。語尾にラーを付けると、怒ってる感じとか、急いでる感じとか、助けを頼む感じとか、とにかくマレーシア人っぽい感じが出せます」

マレーシア人ってけっこう自虐的で、これで笑いをとって楽しんでいるんですよね。
そんなわけで、定期的に、マレーシア英語について書いたジョークが送られてきます。

グループチャットで最近回ってきたジョークを紹介します。
最後に「マレーシア人に送って笑ってね」って書いてありますが、日本人にもシェアしちゃいます。
題して、「イギリス英語とマレーシア英語の違い」。以下、長いですが、全文引用します。
()内は私の注釈です。

———————-

British English vs. Msian English(イギリス英語VS.マレーシア英語)

WHEN GIVING A CUSTOMER BAD NEWS(顧客に悪いニュースを伝えるとき)
Britons(イギリス人) : I’m sorry, sir, but we don’t seem to have the sweater you want in your size, but if you give me a moment, I can call the other outlets for you.
Msians(マレーシア人) : No stock

RETURNING A CALL(コールバックするとき)
Britons : Hello, this is John Smith. Did anyone call for me a few moments ago?
Msians : Hello, who call?

ASKING SOMEONE TO MAKE WAY(どいてほしいとき)
Britons : Excuse me, I would like to get by. Would you please make way?
Msians : S-kew me.(Excuse meの意味です)

WHEN SOMEONE OFFERS TO PAY(奢りたいとき)
Britons : Hey! Put your wallet away, this drink is on me
Msians : No need lah

WHEN ASKING FOR PERMISSION(許可を得るとき)
Britons : Excuse me, but do you think it would be possible for me to enter through this door?
Msians : (pointing at the door) Can ah?

WHEN ENTERTAINING(エンターテインメントの席で)
Britons : Please make yourself right at home
Msians : No need shy shy one lah!(これ、よく言いますよね….)

WHEN DOUBTING SOMEONE(誰かを疑うとき)
Britons : I don’t recall you giving me the money
Msians : Where got?

WHEN DECLINING AN OFFER(オファーを断るとき)
Britons : I would prefer not to do that, if you don’t mind
Msians : Don’t want lah

IN DISAGREEING ON A TOPIC OF DISCUSSION(トピックや議論に反論する)
Britons : Err…Tom, I have to stop you there. I understand where you’re coming from, but I really have to disagree with what you said about the issue
Msians : You mad ah?

WHEN ASKING SOMEONE TO LOWER THEIR VOICE(声を小さくしてほしいとき)
Britons : Excuse me, but could you please lower your voice? I’m trying to concentrate over here
Msians : Shut up lah!

WHEN ASKING SOMEONE IF HE/SHE KNOWS YOU.(相手が知り合いかどうか聞きたいとき)
Britons : Excuse me, but I noticed you staring at me for sometime. Do I know you?
Msians : See what, see what?

WHEN ASSESSING A TIGHT SITUATION(大変なとき)
Britons : We seem to be in a bit of a predicament at the moment..
Msians : Die lah!

WHEN TRYING TO FIND OUT WHAT HAD HAPPENED(何が起きたのか知りたいとき)
Britons : Will someone tell me what has just happened?
Msians : What happened ah? Why like that one lah?

WHEN SOMEONE DID SOMETHING WRONG(誰かが何か間違ったことをした)
Britons : This isn’t the way to do it. Here, let me show you
Msians : Like that also don’t know how to do!

WHEN ONE IS ANGRY(怒ってるとき)
Britons : Would you mind not disturbing me?
Msians : Celaka lu!(マレー語になってる….you idiot! みたいな意味ですね….)

Send this to your Malaysian friends and let them have a laugh too. Good day!

Msians : Sent oredi mah! (もう送ったよ! oredi=Alreadyですね)

———————-

私の周りのマレーシア人たち、これを読んで、「ほんとその通り!(Very true lah!)」と笑い転げてました。

私「Lah」は言わないように気をつけてますが、(一度いうと癖になりそうなので)、
圧倒的にマレーシア英語のほうが聞き慣れてるし、自分でも上記のように言ってます。

英語をきちんと覚えたいと思うなら、マレーシアじゃないほうがいいのかもって思います。

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投稿日:2015/05/28  Posted in マレーシア人から学んでいること

マレー語、中国語、英語、タミル語、いろんな言葉が混在するマレーシア。
マレー語が国語ですが、英語がよく通じます。

諸説ありますが、実はマレーシア人の英語力自体は比較的高いらしい。

EF Education Firstというところの調査によると、マレーシア人の英語力はアジアで世界11位。
アジアでは1位で、インド、シンガポールや香港より高いです。なおフィリピンは入ってません。日本は26位です。(EF Education First「THE WORLD’S TOP 60 COUNTRIES IN ENGLISH ACCORDING TO THE EF ENGLISH PROFICIENCY INDEX」より)

TOEFLの2010年アジアのスコア。
1位シンガポール、2位インド、3位がマレーシアでフィリピン、パキスタンと同点です。

ただし、マレーシア英語には独特のなまりがあります。
マレーシア・イングリッシュとか「マングリッシュ」って呼ばれています。
シンガポールではシングリッシュ、フィリピンではタガリッシュ(タガログ語なまりなので)ですね。

英語を簡単にし、マレー語や中国語などをまぜて、のんびり?可愛く?するのが彼ら流。
「シンガポール人は私たちを笑うかもしれないけど、マレー語と英語を混ぜたら可愛く聞こえるでしょ」と言っている人がいました。

例えば、以下のようになります。

▪️難しい文法は使いません。例えば、Would you mind if〜?とか言わないで、Can you ?で済ませてしまいます。
▪️語尾に「Lah」「mah」がつきます。例 「Ya lah」「We go lah」「You know ma?」
▪️マレー語や中国語を好んで混ぜます。「Aiyo(Oh Noみたいな感じ?)」「Wei(ヘイ、みたいな呼びかけ?)」(中国語)「Go makan(ご飯食べに行こう) 」(マレー語)「Almost Pengsan lah(気絶しそう←これジムでみんな言ってる)」「Ganbatte(日本語!←普通に使ってる!)」
▪️ 繰り返します。 「Can can」(confirmの意味だそーです)
▪️独特の言い方があります。 「is it?(そーなの?)」「Phew wit(ヒューヒュー)」「Buy one free one(ひとつ買えばひとつただ)

マレーシア人自身もよーーーく認識していて、アイデンティティーとしてManglishを使いこなしている感もあります。自虐的?とも思えるようなマレーシア英語についてのジョークが、年中回ってきます。

これがあまりに毎回面白いので、次回にご紹介しますね。
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投稿日:2015/05/27  Posted in マレーシア人から学んでいること

東洋経済オンラインに記事を書きました。

2002年にマレーシアに3人のお子さんを連れて母子移住。今年で14年目になるという一家のお話です。

お子さんたちは英語だけでなく台湾学校で中国語も学んでいます。
上のお子さんはすでに学校を卒業し、香港で働き始めています。そんなわけで、長編です。

取材で共感した言葉がありました。

「トリリンガルになるには子供達はまだまだだと思います。ただ、語学に関してさらに専門的な勉強が必要なら、これから勉強すればいいと思っています」

これ、ほんとにそうだと思います。
必要なら何歳になってからでも勉強すればいいと思います。

以下は私の個人的な意見ですが、その気になれば語学はいつでも勉強できると思っています。
私自身も英語を勉強し出したのは30代近く。米国に出張することが決まってからです。
もちろん、留学していたら、もっと上手になったでしょう。
でもね、もっと上手になりたければいまからでも勉強すればいい、それだけです。

もっと言えば、別に学校で勉強する必要もないのではと思います。
中高時代の英語教育は役に立つどころか、日本語訳しながら読むという悪い癖をつけてしまったと思います。
現代文の授業はいったい何のために学んでいるのか、最後まで理解できませんでした。いまでもよくわかりません。

いまではYoutubeをはじめ、インターネット上にたくさん教材が転がっています。その気になれば、いつでも誰でも勉強できるようになりました。

話がずれました。それにしても、13年、長いですね。そして一度も日本に帰ろうと思ったことはないとのこと。

ぜひ、読んでみてください。

トリリンガルを目指す日本人一家の旅 母子移住13年の冒険記

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投稿日:2015/05/25  Posted in 教育

怪奇!PTAの仕事はなぜ減らないのか?

http://toyokeizai.net/articles/-/69315

という記事を読みました。

ママさんバレーとかベルマーク集めとか別にいらないんじゃない?っていうものがなぜ続いてしまうのか? という疑問に対し、記事はこう答えます。

「なぜそうなるかというと「前年どおり」が、最も手間もリスクも少なくて済むからです。」

ほんとその通りだと思います。
私の周りでPTA喜んでやっている親を、ほとんど見かけません。
個人的にはママさんビーチバレー委員とか、なんの意味があるのかさっぱりわからないし、みんなが嫌ならやめちゃえばいいのに、って思うのですが、やめないんですよね….。ようするに面倒くさいんです。

日本っぽいなぁ〜と思いました。
日本の学校や社会で重んじられているのはほぼこれ。日本人は「一旦はじめたことを辞める」というのが苦手なんでしょうか。
たしかに「やめるための合意形成」は手間がかかる。思考停止したまま、過去やってきたことを延々と引きずっているわけです。
それが数十年溜まりに溜まり、化石のように重たくなってきている気がしますね。

▪️間違えたら、途中でやりなおしができる社会

ところがマレーシアはまるで違います。
みんな「間違えた」と思ったり「嫌だな」と思うとすぐにやめてしまうのがマレーシアの社会。行事どころか、学校でも先生、生徒、スタッフがすぐに辞めてしまいます。
日本で先生が辞めるといったら一大事。しかしこちらでは、経営陣や校長先生が変わっちゃったりも日常茶飯事です。

それを見て「根性がない!」と怒る日本人もいますが、ほんといいところと悪いところって表裏一体です。

その代わり、子供たちも、いじめがあったり、学校が今ひとつだなと思うと、すぐにやめられます。止められるということは、次の受け入れ先があるということです。外国人が私立のそれなりに名前の通った学校にいきなり入れちゃいます。

日本の私立学校に途中でふらっと入学しようと思っても、一筋縄ではいかないです。だから、子供が卒業までいじめを我慢したりして、不登校になりながら耐えてたりします。

一長一短なのですから、長所を取るなら短所も飲み込まなくてはなりません。
みなさん はどちらを選びますか。

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投稿日:2015/05/20  Posted in 学校

マレーシア人主婦とどっぷり付き合っておりまして、すっかり深みにはまっています。
そして最近、やたらと揉め事に巻き込まれてます….。

もうそれはそれは、たくさん。大小合わせたら、年中揉め事が起きてます。
私の日本での主婦人生の10倍くらいはあるでしょうか。

日本人社会ではそんなに揉め事は起きない気がします。みんな思っていることがあっても飲み込んで、我慢してます。
そして起きた揉め事は決定的です。一回起こしたら修復は難しい。

ところが、こちらでは何事もなかったかのように収まります。なので、揉め事が「起こしやすい」のかな。ほんと、みんなちょっともやもやするとすぐに口に出すのです。で、あーでもない、こーでもないとはじまります。チャットや電話で延々と話し、ときには大げんか….。でもいつの間にか修復してもとどおりに付き合ってます。

もしかして、だからマレーシアには自殺が少ないのかなーと思ったりします。

良い意味では溜め込んでない。悪く言えば年中吐き出してるので、よくもめてる。
そして私、毎回、気がつくと、重たい悩みを相談される役回りです。

以前も書いたように、人間を単純にステレオタイプに分けるのは乱暴すぎると思っています。

でもねー。今回はあえて言うよ。

私の周りはたいてい、「いけいけドンドンで他人をコントロールしたい中華系に、押され気味の気が弱いインド系が巻き込まれる。我関せずのマレー系」って構図でしょうか。
もう面白いくらいこの構図で、もめごとの70%くらいが起きています。

中華系は他人を組織したり、企画したり、巻き込んだりするのがうまい。私の周りではほんとそうです。もちろん、気が弱い人や、神様みたいな人、すごくケチで嫌な感じの人といろいろいるわけですが….。

そしてそして、 一方のインド系の友達にはNoをはっきり言えない人がなぜか多い。やたら寛容で、なんでもかんでも許しちゃう人、気が弱くて絶対ノーって言わないので、やたら振り回されてる人、ノーとは言えないけど、結局我慢できず片っ端から喧嘩別れしている人、いろいろですが、周りを巻き込んであれこれ画策する人はどういうわけか少ないんですよ。あんまり他人を気にしてないというか、自分のことで精一杯な人が多いかな….。

あと、みなさん。
思っていることをはっきりいう私を毎回、「アングリーバード」と呼んでいじめるのはやめてください….。別に怒ってるわけじゃないんで….。この役回り辛いです。

すいません、何言ってるのかわかんないですよね….。
ちょっと愚痴でした。

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投稿日:2015/05/19  Posted in マレーシア人の人間模様

ヘイズの季節がやってきました。

個人的に、一年で一番憂鬱な季節です。
ありがたいことに、今年はそこそこ雨が降っているので、ヘイズもましなのではないかと期待しています。

一昨年のヘイズは本当にひどくて、空は本当に真っ白。学校も休校になりました。
ローカルの友達はさっさと避暑地に移動して青空を楽しんでたくらい。
毎度、 彼らの素早い行動力には関心です。
私も彼らを横目に見ながら、ヘイズの予測を熟読しては、毎日「どこに行こう」と考える日々でした。
皆さんも、ひどくなったら脱出を考えてみてはいかがでしょうか。

以前見たマレーシアのジョークで、

「マレーシア人はヘイズだと文句いう。晴れでも文句いう。でも雨だともっと文句を言う」

みたいなのがあって大笑いしたことがあります。うろ覚えですけど。

「ヘイズだと文句いう。ヘイズが収まったら今度は学校がはじまったと文句いう」

ってのもあったな〜。

ほんと、ヘイズでも暑くても雨でも、それぞれに問題があります。
ヘイズのあとはあんまり晴れ間が続くと憂鬱になったものです。

最後に最近見かけたマレーシアジョークを。

「中華系ホーカー 先払い、あとで食べる
マレー系レストラン 先に食べて、あとで払う
インド系レストラン・屋台 食べてる途中に会計にくる」

はははは。
そんでは。

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投稿日:2015/05/15  Posted in マレーシア生活一般

最近、また友達が犯罪の被害にあうケースが増えてます。

ひったくりや車上荒らし、泥棒など、日本人の知り合いや友達だけでも片手に収まらない….。
ある友人、モールの駐車場でひったくりにあい、引きずられて全治2週間のけがを追ってます。
別の友人はモールの前でカバン全部取られました。
車のフロントガラス割られた人もいた….。

▪️比較的治安がいい、とはいうものの….

しかし….。
聞いていると、いくら気をつけていても、防ぎきれないのかなというレベルです。

ローカルの知人に聞くと、みな口を揃えて「治安は悪いよ。気をつけて」っています。
ほかの国から来た駐在の人は、「前の国のほうがましだった」といってます。
いったいどうなっちゃってるんでしょうか….。

フィリピンの比較的治安の良いと言われる場所に行ったら、女性が夜中に道を歩いててびっくりしたことがあります。

マレーシアでは夜中女性だけじゃ歩けないよ!(私は昼間だって歩きません)と話したら、現地のフィリピン人に「マレーシアは治安がいいんだから、そんなはずはないでしょー」と断言されちゃいました。いや、私もそうであってほしいと思いますが、ほんとなんだってば。

テレビなどで「比較的治安がいい」と言ってますが、うーんどこと比べてかなっていつも思います。
もちろん、いろんなところと比べたら比較的ましなのかもしれませんが、体感治安は相変わらずです。

▪️とりあえず対策

車に乗ったらすぐロック。バッグは見えないよう、トランクか足元に置きます。
降りるときにはカーナビを取り外してダッシュボードに隠します。そうしないと、盗まれてしまいます。
そして周りに怪しいバイクなどがないかを確認してから、降車し、急いでロックします。
ローカルの知人には、夜中は赤信号でも止まらないでいいよ、って言われました。そんな….泣 

犯罪の手口に関する情報は、ローカルの友達たちからチャットグループやSNSを通して回ってきます。
最近では、車のフロントガラスに卵をぶつけて、止まって出てきたところを襲うという手口もあるそうです。

タクシーは馴染みのものを呼ぶこと。
流しのタクシーは極力使いません。

友達の一人は自宅の入り口にシャッターをつけてしまいました。鉄格子は外されてしまい意味がないというのです。
彼女は家の向かいの店に行くのも車で行ってます。

改善を望みたいところです。

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投稿日:2015/05/13  Posted in 海外生活

海外に来ると、日本人の常識が世界で通じないんだ、と痛感する場面に出会います。

たとえばですね….。
フィリピンの英語学校に行ったときのことです。

アメリカ人の先生が「日本人の生徒はノイジーだ」というので、びっくりしました。
私、日本人は静かだとばかり思っていたのです。

「僕の授業で、いちばんうるさいのが日本人。もう少し静かにしてくれるとうれしい」
って言うんですよ。理由を聞いてみると、

 ▪️驚いたときに大きな声で「ええーっ!」って叫ぶ
 ▪️人が話しているときにいちいち「ふーん、へー」って言う
 ▪️考えているときに「ええーーーーっと、うーん」とうなる

のが「うるさい」んだそうです。

米国人の先生は、
「ことあるごとに、『ええーっ!?』って大げさに叫ぶでしょ。なんだか僕は自分が責められている気持ちになってすごく嫌だ。質問に答える前に、うーん、うーん、ってうなるのもうっとおしい。黙って考えることはできないのか」
って言うんですよ。

それを聞いて考え込みました….。留学経験もない純日本人の私。

たしかに品はよくないかもしれないけど、それ日本の文化ですよね….。
少なくとも、テレビをつけるとワイドショーの芸能人たちがよくやってる。

英語の先生なんだから、じゃあ授業で教えればいいのでは? っとも思いましたけど….。

あまり驚いたので、フィリピン人の先生に聞いてみました。
その先生も「ああ、日本人の生徒はうるさいね。私もいちいち『えーっ』 と驚いたり、『うーん』と唸られるのは好きじゃない」って言うんですよ。
「なんだか子供っぽく感じる。あと意味もなく笑うのも変だよ」
とさんざんです。
普段表面では日本人大好き、とか言ってるのに、みなさん結構裏表ありますね….。

そして口を揃えて「台湾人もベトナム人もタイ人も中国人もそんなことはしないよ….
でも日本人はデオドラントには気を使うからそこは良い」って言うんです。
そんなこと言われても。うーーむ(って唸ってますね….)。海外では頭を切り替えないといけないのね….。

これほんとかな。本当だとしたら、誰かがきちんと教えたほうが、良いのかも。
もちろん、不快に思わない人もなかにはいるのかもしれませんが、文化はかくも違うものなのかと痛感したできごとでした。
海外に来たら、いままで自分が持っていた常識はいったんリセットしてゼロにしたほうが、あとあと楽そうです。

みなさんも、周りの外国人に聞いてみると、面白いかもしれません。

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投稿日:2015/05/12  Posted in 思った事

東洋経済オンラインに記事を書きました。
今回は、ペナンにあるプリンス・オブ・ウェールズ・アイランド・インターナショナル・スクールを取材してきました。

東洋経済オンライン ペナンにある英国式スクールに行ってみた

さまざまな学校を見ていて面白いなと思うこと。

それは、高級インターになればなるほど、勉強が緩くなり、生徒を「遊ばせて」いるところでしょうか。

中間、期末試験がなかったりは当然。宿題もない学校もあり、その分、スポーツや芸術などに力を注ぎます。

エプソム・カレッジに聞いてみると、
「もはやIGCSEなどの試験は簡単すぎてみな差がつかなくなってきています。そのため、ハーバードなどの一流大学に入るためには、勉強だけではダメ。プラスα、スポーツや芸術面に秀でていることが非常に重要です」

と理由を教えてくれました。

問題があるとすれば、お金持ちの家庭が多いこと。そのため、なかには生徒が先生をなめてしまっている学校もあるそうです。
欧米人が多く、ドラッグ、飲酒などの問題が聞こえてくることもあります。
入学時にドラッグをしない旨の誓約書を要求する学校もあるくらいです。

▪️学費の安い学校のほうが勉強する?

反対に、学費の比較的安い中華系学校などはアジア的で勉強重視。

毎週のように試験があり、試験結果が悪いと怒られるところも。学校によっては体罰もあります。
知人の学校では、毎週書き取りテストがあり、できないとものすごく怒られます。
宿題も毎日夜中までかかるレベル。あまりの厳しさに転校を考えているようです。

我が子の学校も宿題の多さとテスト、コンテストの多さには驚きます。
小学生から中間テスト、期末テストがあり、宿題は夜中までやらないと終わりません。私からみると勉強しすぎです。
先生もかなり怖いし、体罰もあります。
しかしローカルの知人からは「公立学校はこの10倍厳しいよ」って教えてもらいましたので、上には上があるようです。

授業の進度も早く、2年のカリキュラムを1年でやってしまう学校もあります。
そして、音楽や体育の授業は最小限です。なかには音楽の授業が一切ない学校もあります。

マレーシアには「とにかく試験でいい点数を!」という親も多い。
そういう家庭の需要に応えたものと思われます。

ちなみに、この点について、とある高級インターでは批判的でした。
「進度を早めることに意味がなく、情操教育を同時に進めることが大事」という考え方なんですね。

▪️高級インターに独自の「不満」

プリンス・オブ・ウェールズ・アイランド・インターナショナル・スクールにも、
高級インターならではの傾向は当てはまります。

施設が立派で、先生たちは西洋人が多く、校風はのびのび。先生が生徒を怒ることはあまりないそうです。
現地で当校に実際にお子さんを通わせている人に聞くと、自由な校風がとても気に入って通っている人がいる反面、辞めてしまう人もいます。
とくに中華系の教育熱心な家庭は、勉強中心のローカルインターに戻っていくご家庭も多いのだとか。
勉強の「ゆるさ」や先生の「甘さ」に物足りなさや不安感を感じてしまうのだそうです。

マレーシアのインターナショナルスクールもいろいろです。

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投稿日:2015/05/09  Posted in 学校